前回の話はコチラ↑








全ては聞き取れないが、『ごはんの用意が出来ましたよー』と言っているのだろう。

その声に返事をして、一階の食堂へ下りて行った。






※ここからの女将の言葉に関してはあくまでも予想です(半分くらい解らんし)↓



「嫌いなもの無い~?」


「はい、大丈夫です。あ、その前にビンビール下さい。ご飯は最後にいただきます」


「あいよ~♪」



















一泊二食付きで7000円だったか。

天然のもずくやイカ刺しは美味かったが、後はまるっきり家庭料理だな。ま、その方が好きだから別にいいんだけど。

この内容で7000円が高いか安いかはわからんが、次から次に出てくるサザエの壷焼きの事を考えたらお得にはなるのかな?好きな人ならね。






「ЮЁゑ?〒∈‰афЮ‡かあ~!」



それまで割と静かに呑んでいた先客のオヤジ。

そのオヤジが、缶ビールから冷酒にチェンジした辺りから猛烈にうるさくなって来た。





「ちょっと、もう分かったからそろそろ帰って!」




お手伝いさんかパートさんなのかは分からんが、さっきから料理を運んできてくれていた豊満マダムがブチギレかけていた。

どうでもいいけど、一体何なんだ?この経済成長期みたいなドブロク展開は。





「ぅわあかったっ!わあかったってぇ~っ!アンタが>ゑ‡ЮЁы#фヰなすぺっし!」


「ぎゃあああ~っ!もう、いい加減にしてっ💢」




どさくさに紛れて尻を触ったオヤジの手を振り払うマダム。

ダメだこりゃ、完全にアル中だわ。





「なあ、もうエエ加減にしとかなアカンで?」




つい20分前までは愛想のいいほろ酔いオヤジだったのに、やはり酒とは怖いものだ。

オレの店にも昔はそういうヤツが何人かはいたが、ここ何年はめっきり見なくなった。

おそらく酒が原因のトラブルをアチコチで起こしたか身体を壊したか、そのどちらかの理由で出歩けなくなったんじゃないかと思う。





「ぬぁあにおおーっ、このゑ◎§‡○※?〒∈~!」


「何を言うてんのか分からへんけど、エエ加減にしとかなアカンって。水飲んで帰り、な?」


「オマエが‰ヰ?※ф#○?ヰ‰ならぷしむるめっちゃ!」




方言云々ではなく、完全に酒のせいで呂律が回らなくなっているアル中オヤジ。

見た目は破産した左とん平みたいな感じだが、ここへは風力発電の仕事で単身赴任しているとか何とか言ってたな。

職場でのストレスか鬼嫁からの解放感か何か知らんが、あんまりオイタするとオレも怒っちゃうよ?





「尻触ったりしたらアカンって。ちょっと酔い過ぎやから水飲んで帰りって」


「じゃああああしゃいфゑ※ヰ‡>а§?〒Юっ!おんどらもしゅにが…」



「エエ加減にしとけ言うてんのじゃボケ!仕舞いにゃ海に放り投げるぞゴルァ!!💢💢」








最初はおとなしかった左とん平。
常連かと思ってたらイチゲンだったのには驚いた。オレも気を付けねば、明日は我が身だ。






「ぬぁ~にをそんなに酔っ払ってぇ!ハイハイハイハイ、帰って!もう帰って!ゴメンねお兄ちゃん」←あくまでも予想







女将が持って来た水を強制的に飲まされ、少し我に返った様子の左とん平。

ここからどうやって帰るのかは知らんが、持っていたグラスを落として割ったのを合図に強制退場。

ホント、酒は呑んでも呑まれるな、だ。

ある意味羨ましい気もするけどね。





強制退場の現場がコチラ↑









(つーか、マジで何なのよ?着いた早々、寺内貫太郎一家みたいなこの展開は……)








レオタード姿の熊谷哲也が脳内でクルクル回っている様な状態だった。呪われとるのか?オレの旅は。








多分普通じゃ終わらんな、今回も。













早く寝たかったが女将の旦那が登場。
お願いします、勘弁して下さい(T-T)