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案内してもらった部屋は二階の角部屋。
あわよくば目の前の海を一望…と思ってはいたのだが、残念ながら海側は団体仕様の大広間だった。
良く言えば昔ながらの民宿で、古い造りの中にも一昔前の繁栄を感じさせる様な宿である。
窓の外には線路。撮り鉄には絶好の宿だと思うが。
引っ張るだけで出来上がり式の布団セットに苦笑しつつ、とりあえずは濡れた衣服の洗濯タイムだ。洗濯機が自由に使えるの宿っていうのは本当に助かるわ、真夏はもうムレムレになるからな~。
これを使うのって、ムツゴロウさんの口をペロペロ舐めるくらい勇気いるぞ。
(よし、じゃあ回してる間に風呂入るか…)
洗濯機と洗面所が一体になった脱衣所でスッポンポンになり、ついでに着ていた服や下着も洗濯機に放り込むオレ。
いつかの温泉ではエライ目に遭ったが、今回はタオルも着替えも確認済みで問題ナシだ。
ガチャ
「タオルこれつがっでいっがら!んで、せんだぐモンはゑヰ◎‡∈〒#ы§?ヰ‰ゑ>§:さ干しで‡◎Ё‡§〒аねす」
「…………………あ…………あり…がとう……ございます」
その後も『温度はф‰ゑ〒§?』だの『スイッチはヰ#‡афаゑ?』だのと何度もドアの向こうから話しかけて来る女将。
下呂温泉や和歌山、それに昨日の山形市でもそうだったが、見方に寄っちゃ只の露出魔みたいになっとるな、最近のオレ。
昨日は相手がJCで死にそうになったが、もしかしたら全国の婆さん達に狙われとるんか?オレのクリオネは。だとしたらもっと若くて役に勃つのを狙ってくれ、こっちはひたすら恥かいてるだけだっつーのっ。
鍵の掛け忘れには充分な注意が必要だ。
風呂から上がると、洗濯し終えたオレの衣服が洗面台の横に置いてあった。
実家なのか?ここは。