この図面は流動性の罠の
経済モデルです

①DE 為替レート

②FG 貯蓄関数

③HI 投資関数

④FJ 国債

FJ
これが 為替レート 貯蓄  投資関数 そして貯蓄関数の
初期の状態と交点を持ったまま
全く 停滞して動かない状態です

国債が 有価証券と取引されていないため
投資関数や貯蓄関数及びに 為替レートの間の
調整機能が働かない状態です

多くは
大企業などがなかなか 国債を動かそうとしないことが原因になっています
動かさない 原因に以下のことが考えられます

①国債の活用をやりすぎると
投資家から  ビジネスがうまくいっていないという誤解を受けるのではないかという恐怖心

②投資利回りが低いため 国債の引き受け手がいないと思い込む

③国債の運用 ノウハウが結局身についていないこと

これを一つの物語で例えると
国債の取引がされていないため 評価がなかなか上がらず
評価が上がらないからますます 取引がされない
取引がされないから ノウハウの蓄積が
なかなか発生せず
ノウハウがないから 投資利回りは下がるという
悪循環から抜け出せないため
国際経済学者は流動性の罠と名付けています

これに対する 間接的な政策としてインフレーション ターゲットが
マクロ経済 レベルで
提案されていますが
この対策の知名度も上がらず
効果が上がらない
これが現実となってしまっています