社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター
づかちょ(飯塚桂輔)です。
今日は「怒りとは何か」を掘り下げていきます。
怒りとはそもそもなんでしょうか?
当たり前すぎて言葉で説明することがむしろ難しかったりしますので「言語化」していきます。
その1 怒りは感情表現
怒りはもともと人間に備わっている自然な感情です。したがって怒りを出してしまったことそのものを否定する必要はありません。
ただし、強度が強い、持続性がある、頻度が高い、攻撃性がある場合は要改善です。
その2 怒りは伝達手段
「また、同じミスをしている! 何度言えばわかるんだ!」→「同じミスが続いているようだけど、どこを見落としているか認識できているかな? どうすれば改善できるか、考えてみよう」
このように言い換えができる事柄を、わざわざ怒る言い方にしていませんか?
怒りは思いどおりに相手を動かす手段として使われることもあります。
それで成果が上がってしまうと、本人とっては成功体験となり味を占めて何度も怒りで相手をコントロールしようとする傾向が強くなります。
とはいえ、この成功体験は誰かを幸せにするどころか、怒りが連鎖して、ほかの誰かを傷つけたり、とりかえしのつかない事故や事件に発展してしまうリスクもあります。
その典型を前回のブログで綴っていますので、参照してみてください↓
その3 怒りは病気ではない
怒りの感情はときには強大なエネルギーとなり心を蝕むものではあります。もしかしたら病気ではないか?と心配する人もいます。
繰り返しますが、怒りはもともと人間に備わっている感情ですので怒りを出すこと自体は病気ではありません。ただし、自分の怒りの感情に向き合ってその感情を自分で説明できるようにすることが大切です。
怒りをコントロールして
人生主体的に楽しくしていきませんか?
づかちょでした!