感情の暴力にならない怒りの伝え方 | づかちょのメンタルヘルスケアを考えてる日誌

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター 飯塚桂輔です。アンガーマネジメントをはじめ、人生を楽しく張り切って過ごしていくためのメンタルヘルスケアをさまざまな角度からお勧めしていきます!

どうも

社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター
づかちょ(飯塚桂輔)です。


今回は
感情の暴力にならない怒りの伝え方
について綴っていきます。

いままでに
あいつは人の話を聞いているのか?
なにもわかっていない
と言ってしまうようなことがあったら、それは
自分の価値観、常識、想定から設定されている
「勝手な期待」かもしれません。

もし、こういう言い方をしてしまいそうなときは
「わかっているだろう」を「わかっていないだろう」にしてみることを前提に立って自分の価値観、常識、想定を超えた様々な反応に備えてみてはいかがでしょうか?

伝えたことをどう受け止めているか、考える余裕もできます。大事な仕事の用事であれば伝えたことを復唱させて伝わっているかどうかすり合わせてみるのも有効です。相手も、最初から聞く姿勢を整えてくれるかもしれません。

その一方で
自分の考えや気持ちを伝えることや相手の考えや気持ちを理解するのは難しい
とあらためて実感すると思います。

コミュケーションは相手が理解できる伝え方を考えることが肝です。怒りをそのまま伝えて相手をコントロールしようとすることは感情の暴力です。それで相手を動かすことをできることもありますが、自身も相手も怒りに支配されてしまい、さらに周囲にも怒りが伝播して、とてもコミュケーションが取りづらくなります。

とはいえ、どうしても怒らなくてはいけない場面もあります。そんな時は
相手のどんな行動に問題があったか
それによってどんな影響を受けたか
自分はどんな気持ち(つらい、悲しい、悔しいなど)になったか
相手への尊重
を伝えてみてください。

たとえば、仕事の場面で上司が部下に対して怒る必要がある場面を想定してみると……

部下が発注手配をかけ忘れていたことがお客様からの「まだ品物が到着していない」というクレームで発覚した。
お客様は大変御怒りで信用を失った。今後は注文してくれないかもしれない。
些細なミスがここまで大事になるまで放置されていたことが悔やまれる、残念でならない。
これを教訓に日頃の業務を見直して、些細なミスも見落とさない仕組みを考えていこう。もし、わからないことがあれば一緒に考えていこう。

といった具合でしょうか。

いろんな場面に当てはめて伝えることを考えてみると「怒りの上手な伝えかた」の引き出しが増えていきますのでおすすめします。

怒りをコントロールして
人生を主体的に楽しくしていきませんか?

づかちょでした!