【NANA】 47 3着
「ノブさんは平和主義なんだよ。
みんながなるべく幸せな毎日を送れるように、一番丸く収まる道を頑張って選んでるんだ。
争いを避けることがお気楽だとは僕は思わない」
最終回です。
それぞれが、自分の痛みを抱えながらも前に進む、というシーンでラスト。
中途半端な感じなのは、原作がまだ終わってないということでしょうか(いや知らないもんで)
何年か後の花火大会にノブが来たけどナナはいない。。
割れたコップがまたテーブルに一つ戻っているのは、未来を暗示しているのでしょうか?
「ハチクロ」とはまた別の方向から恋愛の切なさや割り切れなさを表現した作品だったと思います。
ギャグのテンポは似ているんですが、恋愛のネガティブな部分の捉え方が決定的に違います。
ただ、この作品の恋愛を見ても特に自分にフィードバックできないのは、
彼女達が特殊なのか、あるいはこっちが特殊なのか(汗)
全体的には原作との関係もあるんですが、ブラストデビューの話から後が尻切れトンボなのが残念。
このペースならじっくりと2年ものかな、という展開で進んでただけに、
打ち切りっぽい最後の流れが勿体なかったです。
でも、ギャグとシリアスのバランスは今季の作品の中でもトップクラスだったと思います。
【最終評価:B】
(同じがごとき境遇のもと、絶望にしがみついた男と希望を手放さなかった男。
絶望が希望にかなうはずなどない・・・!!)
【武装錬金】ピリオド 2着
「諦められるのか?貴様は武藤カズキを、諦め切れるのか?」
「大丈夫!ここにある核鉄はずっと斗貴子さんと一緒だから!」
最終回です。
月での戦い、そして斗貴子さんとの宇宙での再会、月からの帰還、パピオンとの戦い、
そしてハッピーエンド。
全ての目的を果たして最後に斗貴子さんと結ばれて終わるという見事なフィナーレ。
そして、改めて思いました。
『一つの陰りのないヒーローに感情移入は沸かない』
カズキが失ったのは自分の命、それだけ。
自分の責任で失ったものが自分の命だけ、ストーリーの最初はそれでもいいでしょうが、
最後までそれを通してしまうと、確かにヒーローとしては理想ですが、
結局のところ「何も背負っていない」のと同じことなんですよね。
「どっちも守る!」という台詞と言うと私の場合すぐにガッシュを思い出しますが、
彼の言葉にはとてつもない重みがあります。
それは、彼がすでに失うことをの苦しみを知り尽くし、常に苦悩しているからなんですよね。
ですがカズキには何だかんだいいながらそれがない。
後ろ暗くない過去、良きパートナーに良きライバル。理解してくれる敵。
これだけ揃ってのハッピーエンドは、むしろ視聴者的にはハッピーではないかも知れません。
とはいえ、作品のテンポ、キャラの魅力はそれなりに良かったと思います。
むしろ、そうであるだけになおさら残念だったりするんですが(笑)
【最終評価:C】
(マーガレット、君は今、どこを旅しているんだ?・・・僕は、ここにいるよ)
【ProjectBlue】超兵器出現!地球最期の戦い![後編] 3着
「何を言ってるんだ!インファーベルだろうと人間だろうと・・・
マーガレット!君は君じゃないか。・・・帰ろう、僕たちの星に。」
「ロッタ、見てくれ!対消滅エンジンを搭載した亜光速ロケット!
これならアルファケンタウリまでたった8年で飛べる!!」
「素敵ねぇ。そのロケットで式典会場までひとっ飛び、運んでくださる?」
最終回です。
まあ、「なるほどー」と思わせる結末でした。
ベニーとマーガレットの「一緒に帰るの帰らないの、どっち?!」というやりとりはヤキモキしました(笑)
しかし、結局はマーガレットは残された赤ん坊を見ると立ち去る事に。
そして、ラストでベニーは天体観測の研究所に勤めることで彼女への想いを表現します。
こうしてみるとビリーとベニーの2枚看板のようでビリーは脇役ですよね(おい)
個人的にはビリーの方が好きなんですけどねぇ。見かけによらず熱血漢というのがいい感じ(笑)
全体としては、レトロタイプの演出にこれまたレトロなストーリー。
前半はその斬新さと相まってなかなか面白く見ることができましたが、
後半になるとさすがにそれだけでは見るのが辛くなってしまい、息切れしてしまった感じです。
レトロ感にもう一つ斬新な要素が加わっていればあるいはもっと楽しめたかも知れません。
【最終評価:C】
そうそう、その調子。ゆかりちゃんはブンブン怒ってる時が一番調子いいのよね
【ロケットガール】コントロール 4着
どうやってもシリアスになれないのは、この作品の長所か欠点か。。。
少なくとも今回のエピソードに関してはマイナス方向に働いた気がします。
宇宙船が故障し、ソユーズの援護もダメ。で緊迫するかと思ったら、
まつりが2機目を飛ばして登場。もう、この時点でグダグダです(笑)
で、二人で一つの宇宙船にのるために装備をぽんぽん捨てるまつり。
そして、二人で帰還成功(爆)
最後の着水ポイントがゆかりの学校の池というのは中々良かったですが、それ以外はビミョーです。