むずむず脚症候群も、

世間一般に広く知られるようになってきたようですね。



本日のネットニュースで、むずむず脚症候群の

ことが記事になっていました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000917-san-soci



当ブログの、2008年04月13日(日)のエントリー

http://ameblo.jp/sakurazaka-mental/theme-10006829688.html

も参考にしてください。



以下に、全文引用しておきます。


「むずむず脚」軽視は禁物! 不眠で鬱状態も



■患者会発足「適切な治療を」

 夜、脚に虫がはいずり回るような、むずむずとした不快感が生じる疾患「むずむず脚症候群」。日本には潜在患者が200万~500万人もいるといわれながら、あまり知られていない。そこで病気への認知度を高めることで、一人でも多くの患者に適切な治療を受けてもらおうと、「むず(62)の日」の語呂合わせで今月2日、患者会が設立された。今後、情報発信を進めていく。(伐栗恵子)

 患者会の名称は「むずむず脚症候群友の会」。全国に約40人の会員がおり、事務局がある大阪府高槻市に在住の良永信男さん(70)が代表を務める。


 良永さんは60歳のときに発症した。夜、布団に入って横になると、言いようのないむずむず感が脚を襲った。脚を動かすと症状が軽くなるため、明け方までうろうろと歩き回った。そんな日が幾日も続いた。

 睡眠不足がたたって、電車の乗り越しや仕事中の居眠りはしょっちゅう。追突事故を起こしたこともある。「眠いのに、脚が寝かせてくれない。腰から下はいらないと思ったほどつらかった」と振り返る。

 内科や整形外科など複数の病院を回ったが、原因はわからない。不眠症の睡眠薬を処方されたが、症状はかえってひどくなるばかり。ようやく半年後に睡眠障害の専門医に、むずむず脚症候群と診断された。薬物療法の効果はその日のうちに表れ、ぐっすりと眠れた。

 「適切な治療を受けられずに大変な苦しみを味わった。私と同じような思いをしている患者さんを一人でも多く救うきっかけになれば」と会の設立を決めた。

 良永さんを診断し、この病気に詳しい阪南病院(大阪府堺市)の黒田健治院長によると、はっきりした原因は不明だが、脳内の神経伝達物質ドーパミンの機能低下や、鉄分の欠乏などが関係していると考えられているという。

 日本人の有病率は2~5%程度とされ、欧米(10%程度)に比べると低いものの、それでも200万~500万人の潜在患者が存在するといわれている。貧血の人や人工透析をしている人、妊婦らに多く見られ、年代では中高年、性別では男性より女性の方が多い。

 黒田院長によると、患者の8割強に、睡眠中に自分の意思とは関係なく脚の筋肉がぴくぴくと動く「周期性四肢運動」がみられるという。自覚症状以外に、この動きを調べる検査などで正確な診断ができる。

 治療はパーキンソン病の薬や抗てんかん薬などが効果的で、睡眠障害の患者の2~3割はこの病気とされるが、睡眠薬はかえって症状を悪化させるという。現在、数種類の治療薬の臨床試験が進行中だ。

 「眠れない状態が続くと、日常生活への支障だけでなく、鬱(うつ)状態を招くこともある。睡眠の病気を軽視してはいけない」と黒田院長は警鐘を鳴らす。

 的確な診断と適切な治療を受ければ症状は劇的に改善されるのだが、残念ながら一般の人だけでなく医師の間でもこの病気に対する認知度が低いのが現状だ。良永さんによると、患者会にも相談の電話が相次いで寄せられており、医師に「気のせい」「我慢しなさい」と言われた人も少なくないという。

 会では今後、ホームページや会報などで情報発信していくとともに、医師を招いての勉強会や患者同士の懇親会なども予定している。

                   ◇

 問い合わせは、同会(電)072・646・6226(火、木、土=祝日を除く=の午前10時~午後4時)。



福岡市中央区の心療内科・精神科                          メンタルクリニック桜坂(日曜も診療)   



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