【御報告】「慰安婦=性奴隷」捏造裁判、控訴審結審! | 桜内文城オフィシャルブログ「みんなきさいや」Powered by Ameba

【御報告】「慰安婦=性奴隷」捏造裁判、控訴審結審!

桜内文城です。

 

忌まわしい裁判なので、被告・被控訴人である僕の方からは控えていたのですが、原告・控訴人が息をしていないようなので、現状を御報告申し上げます。

 

かれこれ3年以上が経過したのですが、そもそもは2013年7月に吉見義明中央大学教授が、私の「これ(慰安婦=性奴隷)は捏造」という発言を名誉毀損と訴えてきたのが発端です。彼の書いた岩波新書の英訳本等には「従軍慰安婦=性奴隷」、そして慰安婦は「5万人から20万人」との記述があります。しかし、実際には「奴隷」とは国際法上の犯罪であり、その構成要件は明確です。要は、奴隷とは所有権の対象であり、民法上の権利能力を有しない以上、売春契約すら締結できない存在です。それを「性奴隷」というのは「捏造」だと発言したところ、彼の著書等にある「慰安婦=性奴隷」との記述が捏造と言われ、研究者としての名誉が毀損されたと訴えてきたのが原告・控訴人である吉見義明氏なのです。

 

当然のことですが、本年1月20日に下された東京地裁での一審判決は私の完全勝訴でした。彼らは運動体として「YOSHIMI裁判いっしょにアクション!」、略称「YOいっション」というサイトで活動報告をしているのですが、一審敗訴の判決文はアップされていません。負けを認めたくないのでしょうが、「判決はこちら」というリンクにもかかわらず、自らの準備書面(2)が掲載されているだけです。どれだけ卑怯なんでしょうか。

 

その後、無謀にも東京高裁に控訴した吉見義明氏は、本年9月6日の第二回控訴審で結審することを裁判長から告げられた後、事実審の最後だからと食い下がって意見陳述を求め、かえって撃沈しました。こともあろうか「慰安婦=性奴隷」説が捏造か否かが争点となった裁判の最後の最後になって、彼は、「私は約5万人以上の女性たちが軍のための性奴隷にされたとは述べていますが、強制連行された20 万人の性奴隷とはどこにも述べていません」と陳述したのです。被控訴人である私は、突然のことで書面は準備していませんでしたが、すかさず「これは完全な嘘であり、更なる捏造である。控訴人は、甲号証として自ら提出した英訳本の中で、慰安婦の数について『5 万人から20 万人』と明記している」と反論しました。私どもの代理人弁護士によれば、その時、彼はうつむいていたそうです。

 

更に私は述べました。「訴状及び準備書面において、控訴人は『研究者の名誉』という言葉を何度も繰り返してきた。実は、被控訴人も、分野は違えど博士号を有する研究者である。しかし、訴状及び準備書面を見る限り、控訴人は研究者として最低限の基礎的素養を意味する博士号を取得しているようには見受けられない。控訴人は、偉そうに『史料批判』という研究者らしい言葉を繰り返したが、その実、自らの仮説に都合の良い史料のみをつまみ食いしただけではないか。ましてや、本日、事実審の最後の最後の意見陳述においても嘘と捏造を繰り返すような者は、断じて『研究者』の名に値しない。仮りにも『研究者』と称するならば、法廷で嘘と捏造を繰り返し、その歪んだ政治的イデオロギーを訴えるよりも、文献で自らの学説を主張すべきだったのではないか」と。

 

本日(2016年10月1日)、不愉快ではあるものの原告・控訴人側のサイトを拝見しました。上記のようなやり取りがあって控訴審が結審したことについて、どのようにその支援者に伝えているのかを確認するためです。結果、正直、びっくりしました。そりゃそうでしょう。「吉見裁判 高裁第2回口頭弁論&報告集会 参加記」には何も記載されていなかったのです。原告・控訴人の吉見義明氏。息をしているのでしょうか。控訴審の最後の最後にあれほど明白な嘘と捏造を指摘されては、さすがの狂信的な支援者にも見放されたのではないでしょうか。

 

原告・控訴人の吉見義明氏は、その英訳本の出版を通じて「20 万人の性奴隷」という嘘と捏造を世界中に撒き散らすことにより、日本国民の名誉と尊厳を著しく貶めてきました。実際、かかる英訳本の記述等を根拠として、米国グレンデールをはじめとする慰安婦像の碑文には「20 万人の性奴隷」と刻まれています。それだけでは飽きたらず、更に本件訴訟を通じて日本の裁判所に慰安婦が「20万人の性奴隷」であったと認めさせようとしたのです。

 

彼らは、このような反論のブログをも更に訴えてくる可能性があります。控訴審でも、一審判決に関する私のコメントで更に名誉が毀損されたと主張しているほどです。彼らが訴えてこなければ反論の必要もないのに、一体、何を言いたいのでしょうか。

 

先日、意見陳述の最後に私は以下のように述べました。「このように、あまりに卑劣な控訴人の策謀に、私は、決して屈する訳にはいかない。私は、これまで人生を歩む中で、世の中には控訴人のような想像もつかない人がいることを知った。かかる経験をさせていただいたことにむしろ感謝申し上げる」と。本当に、もういい加減にしていただきたい。