【吉田町】消防缶送り大会 | 桜内文城オフィシャルブログ「みんなきさいや」Powered by Ameba

【吉田町】消防缶送り大会

桜内文城です。

実は私、生まれは愛媛県北宇和郡吉田町。今は宇和島市と合併して宇和島市吉田町となっています。その吉田町で伝統の「消防缶送り大会」が10年振りに催されるというので、新・消防団員としては諸先輩方(と言っても、僕の方がオジさんですが)の勇姿を見逃してはならない!と出掛けてきました。

缶送り大会

河原に二本のポールを立てて、そこに四角の立方体(石油缶?)の標的をぶら下げたワイヤーをかけます。で、川下と川上の二手に分かれて消防ポンプで標的にめがけて放水するのです。約3分間の制限時間内に相手陣営の側に標的を押し込んだ方が勝ちです。

実はこの「消防缶送り大会」、10年前に旧宇和島市と吉田町が合併して以来、消防団の編成も変わったこともあり、中断されていたとのこと。今日、会場でお目にかかった地元の元消防団員の方によれば、以前、負けた腹いせ?に当時の町長や消防団長のお偉いさんの席に放水した者がおり、幸い子供達は無事だったそうですが、パイプ椅子やらお偉いさんやらが水の勢いでひっくり返ったという「事件」があったそうで、それも中断の理由だとか。。

とにかく相当な勢いで一つの標的に放水するものですから、水しぶきで標的が見えなくなることもしばしばあります。勝敗を分けるのは、同じ放水機能を持つポンプを使う以上、やはり正確に標的に水をぶつける技量となります。強かったチームは、ポンプ担当2名、放水担当2名、そしてちゃんと声を出して放水の方向等を少し離れたところから指示する、砲兵でいうところの「射弾観測」担当1名が大声や身振り手振りで放水担当との間でしっかりとコミュニケーションがとれたところのように見受けられました。

昔の吉田藩が吉田方面隊と三間方面隊、宇和島藩が宇和島方面隊(高光分団)と津島方面隊ということで対抗戦が行われたところ、宇和島方面隊(高光分団)が優勝しました。私自身は城東分団に所属しているので、出る幕はありませんでしたが、とても楽しく観戦できましたよ。

伊達にゃんよちゃん


おっと会場の桜橋の上には、なんと(妖怪ウォッチ「ジバニャン」のご先祖様である)「ブシニャン」と見まごうような「伊達にゃんよ」ちゃんが!!! 宇和島伊達400年祭の一環として実施されたイベントということで、子供達の人気を集めていました。胸元に「伊達にゃんよ」という名札がなければ、うちの小学2年生の息子も絶対に「あ、ブシニャン!」といって駆け寄っていったに違いありません(笑)。