「購入してもらう為の心理学①」「購入してもらう為の心理学②」「購入してもらう為の心理学③」「購入してもらう為の心理学④」「購入してもらう為の心理学⑤」「購入してもらう為の心理学⑥」「購入してもらう為の心理学⑦」の続きです。
消費者の心をつかむための心理学
これはメルカリやアマゾンなどのネットで物を売ることだけではなく
商売であればどんなものでも応用が利く事柄です。
配色のルール
配色のルールとは
配色のルールは、デザインにおいて色を効果的に組み合わせるためのガイドラインです。適切な配色を用いることで、視覚的に調和が取れた、魅力的なデザインを作成することができます。主な配色のルールには以下のようなものがあります:
1. 補色配色(Complementary Color Scheme)
補色配色は、色相環(カラーホイール)で反対に位置する2色を組み合わせる方法です。例えば、赤と緑、青とオレンジなどが補色の組み合わせです。この配色は強いコントラストを生み出し、目立つデザインに適しています。
2. 類似色配色(Analogous Color Scheme)
類似色配色は、色相環で隣り合う3つの色を使う方法です。例えば、青、青緑、緑の組み合わせです。この配色は調和が取れやすく、落ち着いた印象を与えます。
3. トライアド配色(Triadic Color Scheme)
トライアド配色は、色相環で正三角形を形成する3色を選ぶ方法です。例えば、赤、青、黄の組み合わせです。この配色はバランスが取れた鮮やかなデザインを作ることができます。
4. テトラード配色(Tetradic Color Scheme)
テトラード配色は、色相環で正方形または長方形を形成する4色を選ぶ方法です。例えば、赤、緑、青、橙の組み合わせです。この配色は多様な色を使いながらも、バランスを保つことができます。
5. モノクローム配色(Monochromatic Color Scheme)
モノクローム配色は、一つの色の異なる明度や彩度を使う方法です。例えば、濃い青から薄い青までのグラデーションです。この配色はシンプルで洗練されたデザインに適しています。
ネットショップへの応用
ネットショップでは、配色のルールを活用することで、視覚的に魅力的で使いやすいデザインを実現できます。以下に、具体的な応用例を挙げます。
1. ブランドの一貫性を保つ
ブランドカラーを中心に配色を考え、一貫性を保つことで、ユーザーはブランドをすぐに認識できるようになります。例えば、コカ・コーラのウェブサイトでは、赤と白を基調としたデザインが使用されています。これにより、ブランドのアイデンティティを強調することができます。
2. 強調したい要素に補色を使用
補色配色を使うことで、強調したい要素を目立たせることができます。例えば、「購入」ボタンや「カートに追加」ボタンに補色を使用すると、ユーザーの注意を引きやすくなります。
3. 類似色で調和を保つ
商品カテゴリーごとに類似色配色を使用することで、各カテゴリーの調和を保ちながら視覚的な区別をつけることができます。例えば、自然派商品には緑系統の類似色を使用し、テクノロジー商品には青系統の類似色を使用するなどです。
4. トライアド配色でバランスを取る
トライアド配色を使うことで、ウェブサイト全体のバランスを保ちながら、色鮮やかで視覚的に引き立つデザインを作ることができます。例えば、背景に落ち着いた色(例:青)を使用し、強調したい要素(例:赤と黄色)を配色することで、全体の調和を保ちながら目立つデザインを作成できます。
5. モノクロームで洗練されたデザイン
モノクローム配色を使用することで、シンプルで洗練されたデザインを作成できます。例えば、高級ブランドの商品ページでは、一つの色(例えば黒や白)を基調にしたモノクローム配色を使用し、高級感を演出します。
まとめ
配色のルールを理解し、適切に応用することで、ネットショップのデザインを視覚的に魅力的で使いやすくすることができます。ブランドの一貫性を保ち、重要な要素を強調し、調和の取れたデザインを実現するために、配色のルールを効果的に活用しましょう。これにより、ユーザーのエンゲージメントを高め、購買意欲を促進することができます。