先週の土曜日。
ナルトの1学年後輩たちの、引退試合の観戦に行ってまいりました。
大学受験&進学で、バタバタのまま卒業してしまったきり。
同級生のお母さんたちと、後輩たちの試合を応援しつつ会いたいねーっと、再会を果たしました。
1試合目。
白熱した試合となり、1セットずつ取って、3セット目。
最終セットは、ナルト高が流れに乗り、見事勝利いたしました。
そして、2試合目。
こちらもまたまた白熱した試合となり、1セットずつ取って、3セット目。
今度は、流れに乗れず、敗北。
3年生は、これにて引退となりました。
良い試合と後輩たちの活躍を見ることができて、嬉しかった!
お疲れ様でした
さて、1試合目が終わり、風の通らない、蒸しっとした体育館を出て、外で待機していたときのこと。
顧問のK先生が、ナルトたち卒業生のところにやってきて、談笑していました。
卒業生
「先生、どうしたの? 試合中、イスに座っちゃって。オレらのときは、いっつもコートぎりぎりまで来てたのに」
卒業生
「そうそう! あんまり近くまで来るから、3回くらい足踏みそうになったことあるんだけど」
K先生
「いや、さぁ。なんか、お前らのときは、一緒にワーーっと盛り上がっちゃって、居ても立ってもいられなかったんだけど」
「今期になってから、ちょっと待てよ、他のチームの先生、みんな座ってるじゃん! あぁ、そっか。ちょっと引いて、全体を見たり、相手チームのベンチを見たり、これが「俯瞰して見る」ってことか!!ってわかったんだよ」
そんな話をしながら、ケラケラとみんなで笑っています。
あのどこか冷めたナルトですら、K先生のことはとても慕っていて、よく高校時代も、先生の話をしてくれましたっけ。
卒業する時には、ナルト学年の卒業生6人+先生のグループラインを作ったんですって。
生徒たちが皆慕っていたのは知っていたし、先生もみんなのことが大好きなのは試合を見ているだけでもわかっていたのですが、楽しそうに話す姿を間近で見て、これ、もう、先生と生徒じゃない、ただの仲間じゃん!!と思わされました。
遡ること1週間前。
ナルトたちは、高校を訪れていました。
バレー部のグループラインに、K先生から、来れたらでいいので、後輩たちの練習に付き合ってほしい、という連絡が入ったからです。
その呼びかけに、卒業生6人全員集結!
そして、現役メンバーvs卒業生で練習試合が行われました。
その日、ちょうどバレー部の保護者会がありまして。
ナルト学年のエースアタッカー君の妹さんが、卒業と入れ替わりで入学し、女子バレー部に入部され、お母さんが保護者会に参加されていました。
その試合を見ていたお母さんから、ラインが届きました。
「3セットまでやって勝ちました! 最後競り勝って、めちゃめちゃ喜んでます」
ナルトたち、引退から1年のブランクがあったのに、現役の後輩くんたちに勝ってしまったそうです
ここで、後輩たちに勝ってもらい、士気を高めて、翌週の引退試合に臨んでほしいという狙いがあったのかもしれなかったのに、よかったのでしょうか
K先生が「来年には、今回引退する現在高3メンバー3名を加えたら9名になるから、そうしたら、誰か都合が悪くても、それなりに人が集まるだろうから、これからも、時々、試合相手に来てもらおうと思ってます」と言っていたそうです。
最高の仲間たちと、また一緒にバレーボールができる機会を作っていただき、とても嬉しく、感謝しかございません。
帰る場所があるということ。
そこに仲間がいるということ。
高校時代のかけがえのない宝物となりました。
もちろん、今も、ご機嫌に大学に通い、充実した日々を送っています。
ですが、それも、これまでの日々の延長線上にあるだけに過ぎません。
目の前のことを、周囲にいる仲間を、当たり前に来る毎日を、大切に。
我が子たちが、これからも優しい仲間に恵まれますように。