私、昔は動物園も水族館も大好きでした。
でも、それってペットショップの生態販売のガラスケースの前で「かわいい~!」と喜んで観ている人たちと何も変わらないのだということに、ようやくこの活動を通して気が付かされました。
この活動をしていると、いろんなことに気が付かされます。
それまで普通だと思ってたことが全然普通ではなく、それどころかひどいことなんだってよくわかってきました。
自分がひどいことをしていることに、何にも気が付かないでこれまでよく暮らしてこれたなって、深く反省し、過去の自分を恥ずかしくさえ思います。
そしてまだ何も気が付いていない人たちのほうがずっとずっと多いことに驚かされます。自分もちょっと前までそっち側の人間でした。
自分というものを捨てた時、それに初めて気が付くことができるのかもしれません。それはなかなかハードなことですが...
この世に生きている間に、気が付ける人は多分本当に少ないんだと思います。
だから人は繰り返し生まれてくるのかもしれません。
気が付くまで何回も、何回も。
そして、次生まれてくるときは、水族館の水槽の中の魚だったりするかもしれません。それでガラスを通して観覧者を観て初めてそれがどういうことなのか、気が付くのかもしれません。
難しいことを書きました。
でも、本当はとってもシンプルなことなんです。