文福が引っ越しをしました。
これが文福の新しいお部屋です。
と言っても文福のスペースは全く同じように作りましたので、変わり映えしません。
実は、これまで文福と一緒に暮らしていたご入居者様がご逝去されてしまったのです。
昨年、文福の初代のパートナー(同じ部屋で暮らすご入居者様)がご逝去された際は、
別のご入居者様に、文福の部屋に引っ越して頂きました。
その方は、犬との暮らしを希望して、少し前に2-1ユニットに移動してきた方なので、
まだご自分の部屋に慣れていませんでした。
だから、文福の部屋に引っ越して頂いても問題ないだろうと判断したのです。
ところが、今回、文福と一緒の部屋での暮らしを希望されている方は、もう何年も今のお部屋で暮らされています。
ご入居者様の環境を変えると、混乱して認知症が悪化したり、転倒が増えたりするリスクがあります。
だから、今回は、文福に、その方のお部屋に引っ越してもらうことにしたんですね。
幸い、そのお部屋は、これまで文福が暮らしてきた部屋のお隣。
もちろん部屋の大きさや作りは同じなので、文福は何の違和感もなかったようです。
初日からくつろいでいます。
ご覧の通り、爆睡しています。
文福、新しいお部屋に引っ越しても、大丈夫だよね。
ちなみに、今回、ご入居者様がご逝去された際に、文福は看取り活動をしませんでした。
いつも同じお部屋で暮らしているパートナーなので、実は看取り活動をしていたのだけど、私たちが気づかなかったのかもしれません。
あるいは、同じお部屋にいるので、文福はあえて特別な動きをしなかったのかもしれません。
でも、もしかしたら、文福の嗅覚が衰えた可能性があります。
文福は匂いで、ご入居者様がご逝去することを予測していると思われますので。
文福はまだまだ元気ですが、今年推定14~15歳。
体の毛も白くなりましたし、寝る時間も増えました。
以前は、文福が寝ているお部屋に職員が入っていったら、すぐに気が付いたのですが、
今は、気づかず熟睡したままです。
何となくですが、匂いや音への反応も鈍くなっています。
だから、おそらくこれからは、ご入居者様のご状態の変化に気が付かず、
看取り活動をしない、ということも増えてくるのではないかなと思います。
ちょっと寂しいですが、もとより文福に何か特別な活動を求めていたのではありません。
文福が健やかに穏やかに高齢期を過ごしてくれれば、看取り活動はしなくていいです。
何だか寂しいことを書いちゃいましたが、基本的には文福は元気ですので、ご心配なく。
今だって、お散歩に出発する時なんて、ものすごい大ジャンプで、おおはしゃぎしていますよ。