うちのホーム自慢の献立シリーズの一つに、参加型献立があります。
今月の参加型献立は…
お好みチラシ寿司でした。
え?ちょっと豪華だけど、別に普通のチラシ寿司じゃない?
どこが参加型なの?
と不思議に思われた方、違うんですよ。
これは完成品の一つなんです。
参加型のポイントは、チラシ寿司が完成する前にあるんですよ。
実際にご入居者様に召し上がっていただく際には、完成したチラシ寿司はお出ししません。
こういう形でお出しします。
このように、色々な具材をご入居者様の前に並べて、ご自分でお好きな具材を選んで、すし飯の上に乗せて頂くんですよ。
こうして、チラシ寿司を作る作業に参加するから参加型献立なんです。
さて、どんな具材がそろっているかと言うと
1.むき海老
2.スモークサーモン
3.錦糸卵
4.桜でんぶ
5.絹さや
6.とびっこ
7.シイタケ佃煮
8.白ごま
9.刻み海苔
なんと9種類もの具材がそろっているんです。
この中からお好きな物をお好きなだけ酢飯に乗せて頂くんですよ。
楽しそうでしょ~
自分で食材を選んでお料理を完成させるのって、わくわくしますよね~
不思議ですよね。
職員が作ったチラシ寿司でも、自分で具材を乗せたチラシ寿司でも、同じものなんですけどね。
ほら、バイキング形式で自分で具材を選んで、串にさして、テーブルで揚げる串揚げチェーン店があるじゃないですか。
別に、お店でオーダーして、店員さんが揚げた串揚げだって同じなんですが、
なんなら、プロの調理師さんが揚げた串揚げの方が美味しいはずなんですが、
不思議と、自分で選んで、自分で串にさして、自分で串揚げを揚げるのって楽しいじゃないですか。
うちのホームの参加型献立も同じです。
中身は普通のチラシ寿司だったり、カレーライスだったり、お蕎麦だったりするのに、
自分で具材を選んで加えるという作業があるだけで楽しくなるんですよ。
実はこれ、お金をかけずにお食事を楽しんでいただける工夫なんですよ。
あっ!もちろん、それだけじゃありません。
ご自分で具材を選ぶということが脳を刺激して、認知症の進行予防につながることも期待しているんですよ。
一応介護施設なので。
でも、本音のところは、お食事は楽しいのが一番!ですけどね。