愛犬との宿泊 | さくらの里山科公式ブログ ご入居者様とワンちゃん、猫ちゃん

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全国初!全国唯一!ペットと一緒に入居できる特別養護老人ホーム
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電話 046-857-6333

施設長の若山三千彦が書いている犬のエッセイです。

 

先週、佐渡汽船様から、佐渡と新潟を結ぶフェリーの、ウイズドッグルームを紹介してほちいとのご依頼を頂き、久しぶりにペット旅情報をアップしました。

 

その記事を書いている内に、私自身の愛犬たちとの旅を思い出してしまったので、それを綴らせて下さい。

 

※写真は本文とは関係ありません。散歩中の文福です。

 

我が家では3匹のチワワを飼っています。

旅行に行くときは、愛犬ズも一緒に連れて行きます。

だから、我が家の旅行の計画は、まず犬と一緒に泊まれる宿を探すことから始まります。

最近は、犬と一緒に泊まれる宿も増えていて、主だった観光地には必ずあるのですが、それでも、こちらの希望をすべて満たしてくれる宿を見つけるのはなかなか大変なんです。

私と妻が希望するペット宿のポイントは次の通りです。

 

 

◎まず、3匹が泊まれること。

 実は、この条件が意外に大変なんです。けっこう多くの宿が、ペットは一家族2匹までと決めているんですよ。

 

◎部屋で一緒に過ごせること。

 ペット可となっていても、実はペットは専用の部屋に預けることとなっていて、一緒に過ごせない宿もあるんです。

 最近はこのタイプの宿は減りましたが。

 また、愛犬を部屋に入れられるけど、部屋の中ではケージに入れておくことと決まっている宿もあります。

 こちらも最近は少数派になりました。

 

◎ロビーや廊下で、愛犬を歩かせることができること。

 犬を歩かせていいのは部屋の中のみで、ロビーや廊下など共有スペースは歩かせてはいけない(抱っこかケージ等) 

 と決まっている宿も少なくないんです。私の印象では、ペットと泊まれる宿の3割位はこのタイプです。

 我が家の場合、愛犬が3匹いるので、一人では全員を運べません。チェックインやチェックアウトの時は私と妻の2

 人で3匹を抱っこするから大丈夫なのですが、一人で散歩に連れて行くことができないので、廊下・ロビーを歩かせ

 ることができない宿には泊まれません。

 

 

◎宿の周辺に、愛犬の散歩に適した環境があること

 我が家の愛犬たちは、基本的にはオシッコは外でする派なんです。私も妻も平日は仕事なので、日中は留守番になり

 ます。その時は、ペットシーツでオシッコしてくれますが、私か妻が家にいる時は、オシッコをしたくなると、庭に

 出る窓をカリカリして、庭に出してと要求するんです。だから何回も庭に出ることになります。

 そのため宿に泊まった時は、何回もプチ散歩に連れて行かなければなりません。本格的な散歩は朝と晩の2回です

 が、オシッコをさせるために5分程度、外に行くことを繰り返します。だから宿の周辺環境が散歩しやすいかどうか 

 は、重要なポイントです。

 理想的なのは、宿に庭や芝生の空間があることですね。その次は、宿の周りに森や海岸など、自然豊かな環境がある 

 こと。あるいは、すぐ近くに公園があること。ぎりぎりでも、車通りが少ない静かで散歩しやすい道があることが

 最低条件ですね。

 多くの観光地の宿はこの条件を満たしています。例えば熱海の街中のホテルに泊まった時も、海岸がすぐ近くなので

 散歩には最高でした。

 草津温泉に泊まった時は、温泉街や湯畑からはちょっと離れた所のホテルをとったので、人も車も少ない静かな道を 

 散歩できました。

 でも、意外な宿が散歩に適していない場合もあるんですよ。

 ある高原リゾート地のホテルに泊まった時は、目の前の道路は車がビュンビュン飛ばしていて、歩道もなく、犬の散

 歩には危ない状況でした。ホテルの敷地内も散歩できる環境ではなく、すぐ近くに公園や森はあるのですが、そこに 

 行くには、危ない道路を歩くしかなく、いけません。結局、きちんとした散歩は車で連れて行き、オシッコをさせる

 時は、敷地内のごくわずかな植え込みスペースに行くしかありませんでした。もちろん、敷地内のオシッコはOKに

 なってはいましたが。

 せっかくの高原リゾートなのだから、普段はなかなかできない、森の中、土の上を歩くことをたっぷりさせてあげた

 いと思っていたのに当てが外れてがっかりしてしまいました。

 それ以降は、グーグルアース等を使って、宿の周辺環境もできるだけチェックしてから予約するようにしています。

 

 

このような点にこだわっていると、宿を探すのはなかなか大変です。

ですから我が家での旅行の計画は、宿を決めることが中心になります。

 

まずは大まかに行きたいエリアを決めます。

青森・岩手とか、長野・群馬とか、そんな感じですね。

次に、宿を決めます。

宿が決まってから、観光する目的地を決めます。

目的地が決まってから、近くの宿を探すのではなく、

宿が決まってから、近くの観光地を探すんですね。

 

はたからみたら面倒くさそうでしょうが、私たちにとっては、こうやってペット宿中心に旅の計画を立てるのも楽しいものでした。

 

我が家のペットと一緒の旅行は、愛犬たちが9歳の時まで毎年行っていました。

コロナ禍がなければ、きっと11歳くらいまでは行けたと思うのですが、コロナのために旅行に行けなくなり、現在愛犬たちは13歳で、もう旅行には連れていけません。

だから私と妻は旅行に行くこと自体を諦めました。

 

ペット宿を探して色々と調べ、計画を立てていた頃が懐かしいです。

 

それでも、そうやって愛犬が9歳の時まで旅行に行っていたので、今回、このコラムを書くために数えてみたら、これまでに41泊していました。

愛犬達と一緒に宿泊した場所は、北は北海道から、南は三重県まで、17道県になります。

宿泊はしていなくても、観光をした場所を入れると、ちょうど20都道県になりました。

20都道県を旅したワンコは、あまりいないんじゃないかなと、ひそかに自慢に思っています。

 

愛犬との旅行がこれ以上増えることはありませんが、愛犬と20都道県を訪れた思い出は、私にとって一生の宝物です。

 

いけない。

佐渡汽船様からのご依頼がきっかけだったのに、愛犬との船旅までたどり着きませんでした。

すみません、来週に続きます。