施設長の若山三千彦が書く猫のエッセイです。
エッセイと言う程の分量ではありませんが。
猫についての一言、という感じです。
クロ姫が認知症の可能性があります。
ときどき夜鳴きをするんです。
クロ姫は推定14歳、推定なので実際はもっと年上かもしれません。
だから仕方ないのですが…
でも、今日も、私がたずねると、こうして甘えてくれました。
しっかり私のことを認識してくれています。
以前からクロ姫は私のことを認識していましたが、
かつては典型的なツンデレだったうえに、
私も時々会うだけだったので、
私にはあまり甘えてくれませんでした。
でも最近は、こうやってスリスリ甘えてくれます。
カメラを構えても近寄ってくれますので、
こんなに間近で撮れました。
望遠を使ったんじゃないですよ。
レンズの前に来てくれたんです。
そのまま、ずいずい近寄って来て、レンズをのぞき込んでくれました。
以前のクロ姫には考えられないことです。
認知症は進行する病気ですから、
いつかは私のこともわからなくなるかもしれませんが、
たとえそうなっても、私は最後までクロ姫を大切にします。
もちろん、ユニットのリーダーであるニャンママさんのことだけは、絶対に最後までわかっているでしょう。
ニャンママさんは、クロ姫のお母さんですから。