ショートステイの介護職員、クレインさんから福祉エッセイの原稿が届きました。
大変読み応えのある素晴らしいエッセイですので、ぜひ皆さんも読んで下さい。
先日、あるきっかけで、「ダブルケア」について考える時間がありました。
ダブルケアとは、一人の家族(ないし身内)をケアするのではなく
二人の家族(ないし身内)をケアすることです。
主にダブルケアのケアをする対象は親と自分の子供になります。
ダブルケアの社会背景には、晩婚化、晩産化があります。
ダブルケアを行うケアラーの約8割が30歳代半ばから40歳代半ばだそうです。
私も40歳半ばです。
自分と同じ世代の方が対象ということで、強い関心を抱きました。
拝読させて頂いた本には、本を閉じたくなるような辛い体験談がありました。
ケアラーの方にも自分らしく生きる権利があります。
ご自身が疲労される前に是非周りの方や行政等へ相談をして頂きたいです。
私はショートステイの職員です。
ショートステイのお客様のご家族様の中には
自分の用事で家族を預けるということ以外に
「レスパイトケア(レスパイトケアはケアラーの休息の事を意味します)」
という考えをもってショートステイをご利用されている方がいらっしゃいます。
ご家族をショートステイへ預けてみてはいかがでしょうか?
そこに罪悪感がある方もいるかとは思います。
しかし息が詰まりながら、疲労しながらのケアは、継続が難しいと思います。
是非、家族を1、2日でもショートステイへ預け、
ケアラーの方は休息をとって頂きたいです。
ご縁があり、当ショートステイへご利用して下されば有難い限りです。