ジャーナリストの大塚敦子さんが、この4月に出された書籍「動物がくれる力 ~教育、福祉、そして人生~」(岩波新書)に、さくらの里山科のことが書かれています。
実は大塚敦子先生は、さくねんの1月、さくらの里山科に取材にいらしたんです。
コロナの第5波と第6波の間隙を縫って、ぎりぎりというか、ちょうどいいというか、そんな感じで私達も取材を受け入れることができたんです。
そこから1年3ヶ月が経ち、ついに本の出版となりました。
さくらの里山科について書かれているのは、ほんの数ページです。
でも、このような本の中で取り上げてもらったということだけで嬉しい事です。
なにしろ岩波新書(出版社の岩波書店が出している、新書という文庫より少し大きな企画の本のシリーズ)ですから、学術的と言ってもいいような、ハードなノンフィクションです。
実際に岩波新書は、大学の教科書に使われている物もある位です。
普通の大衆向けノンフィクション本より、はるかに社会的信頼度が上です。
まあ、個人的には大衆向けのノンフィクションの方が読みやすくて面白いので好きですが、
でも、岩波新書というと学生時代を思い出して懐かしいです。
大塚敦子先生は、ペットセラピーや福島の被災猫など、動物と人、動物と社会の関わりを、徹底的な現場取材に基づいて書かれてきたジャーナリストです。
今回出版された書籍「動物がくれた力」も、動物達が人間に生きる力を与えてくれる事例や、社会で貢献している事例をまとめた本です。
少年院で、更生教育の一環として、盲導犬の訓練を取り入れている事例。
病院で行っている病院患者のペットセラピー
引きこもりの若者たちが、ペットと触れ合い、地域起こし活動に参加する事例
そんな事例の一つとして、さくらの里山科の文福達が取り上げられているんです。
やはりとても名誉なことであり、嬉しいことです。
文福達の活動が、より社会の深い所で認められたように思えます。
ぜひ皆さんにも読んで頂きたい本です。
内容はハードですが、文章は読みやすいので、お勧めです。
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