かっちゃんは看取りケアへ | さくらの里山科公式ブログ ご入居者様とワンちゃん、猫ちゃん

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かっちゃんの体調が悪くなってしまいました。

 

残念ながら、看取り介護の段階に入ってしまったようです。

 

かっちゃんの状態を正確にお伝えするために、猫が暮らしている2Bブロック(2-3ユニット&2-4ユニット)のブロック長(2-3ユニット長も兼務)のニャンママさんが、施設長に送ったメールの一部を抜粋して下に貼ります。

 

血尿により受診、尿路結石、膀胱炎の疑いでの経過で、尿路結石は今すぐの話ではなく、

腎臓療養食にて防止を務めておりましたが、膀胱炎の方の症状がおさまらず、

細菌等の感染症ではなくストレスや寒さで起きる猫特有の「突発性膀胱炎」との

診断で経過としては止血剤で尿の観察をしておりました。

 

元気はあり、これまでと変わりなく過ごしておりましたが、止血剤を服用を始めても血尿は出たり出なかったり繰り返しており、止血剤の副作用か食欲減退がこの数日間、著しく出ました。

止血剤も昨日より中止し様子を見ましたが食欲は戻る事なく水分がやっと飲めている状態です。

 

本日、いつも見て頂いている先生(※よこすか犬と猫の病院のかっちゃんの担当獣医師)へ連絡し相談しました。

かっちゃんの場合は、生まれつきの脳に障害があり、引き取り手がないとの事で山科で受けた経緯もあり

特に脳の障害については検査もしておらず、麻酔をかけての手術等も避けてきました。

多発する口内炎も抜歯する事無く内服などの出来る範囲での対処療法で行ってきました。

以上の経過を先生も今まで見て下さっている経過の中で、元々の脳の障害もどの範囲なのかなどの

検査もしていないので予測での診断しかできず、脳の障害の進行、炎症や髄膜炎なども併発していても

ステロイド剤で一時的な食欲の回復はあっても継続は難しくステロイド剤による副作用の併発などもしかねない。

そんな中、どうしていくか皆さん悩まれると事です…との事、

不明なままの治療を続けるのか看取りに入るのかの判断をする時が来ているのでは…という見解になりました。

 

かっちゃんは保険所にて脳の障害があり引き取りてが見つからず…ちばわんさんで引き取り、

やはり障害があるためちばわんさんでの里親探しも難しいとの事で山科で引き取り約7年暮らしてきました。

障害が故のお尻をフリフリしながら歩き、走っては止まらずに壁にぶつかり鼻血を出す…と

入居者様に可愛がってもらいながら思い出も沢山あります。

明確な治療法もなく、通院でストレスを感じ体力を奪ってしまうのであれば、現在のかっちゃんは

ふらつきもありやや憔悴している感はありますが、痛み苦しみがなく自身のペースで過ごせているので、

このまま看取りに入って最期を迎える判断をとりました。

ここからどこまで山科での生活を続けられるのかは分かりませんし、2-4ユニットの職員さん達にも心労は掛かるかと思いますが、経過をみていきたいと思います。

 

 

本日撮影した写真です。

かっちゃんが入っているドーム型ベッドと連結するように、上が開いているソフトケージを設置しました。

弱っているかっちゃんが、どこかで倒れたりしていると、ご入居者様に踏まれてしまう恐れもあります。

どこか、家具の隙間などで倒れてしまうと、すぐに見つからない恐れもあります。

そもそも無理をして、トイレまで歩くのも辛い状態です。

そこで、かっちゃんのご飯&水とトイレを置いた、コンパクトな空間を用意したんです。

 

 

これは、2月6日月曜日に撮影したかっちゃんです。

元気はありませんが、とっても可愛い姿です。

愛おしい姿です。

私達の大切な、大切な家族です。

 

これからは、かっちゃんが苦しくなく、穏やかに過ごせることだけを考えていきます。

これから、かっちゃんと過ごす1日、1日を大切にしてきたいです。