山菜炊き込みご飯 | さくらの里山科公式ブログ ご入居者様とワンちゃん、猫ちゃん

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またまた普通の献立のご紹介です。

 

 

先週のある日のお昼は、山菜ご飯と鮭のレモンバター蒸しでした。

 

 

この日の主役は、メインディッシュではなく、ご飯です。

 

ご入居者様の大大大好きな、炊き込みご飯です。

 

今回は山菜の炊き込みご飯でした。

 

ご高齢の方って、本当に炊き込みご飯や混ぜご飯がお好きですよね。

 

春の竹の子ご飯も、秋の栗ご飯も大好きです。

 

五目御飯も大好きです。

 

そしてこの、山菜炊き込みご飯も大好きです。

 

きっとご高齢者様は、米のご飯が大好きで、おかずよりもご飯の方が大事なのだと思います。

 

だから、おかず抜きでご飯だけで食べられる炊き込みご飯や混ぜご飯が嬉しいのでしょう。

 

城山三郎と言う昭和の大作家の小説「百戦百勝」の冒頭で、田舎から出て来た若者=主人公が、街の定食屋に入って、赤面しながら「とにかくご飯が食べたい。飯がいっぱい食べられる料理を」と注文するシーンがあります。

 

元気いっぱいな店員さんの少女が、「それならチャーハンを出したろ!」と言ってくれて、初めて食べたチャーハンが大好物となるんです。

 

主人公はお米屋さんに奉公しており、将来は米相場で財をなします。

 

その米へのこだわりの原点となったシーンです。

 

小説の時代は大正。

 

だから主人公は、うちのご入居者様より20~30歳位年上でしょうか。

 

きっとお米に対するこだわりは、同じ感覚なのだと思います。

 

ちなみに上記のシーンに登場する少女がヒロインなのかなと思ったら、違うんですよね。

 

これは意表をつかれました。

 

その少女も実業家として成功し、主人公の戦友のようなポジションになるんです。

 

話がずれちゃいましたが、そんな訳でお米が大好きなご高齢者様です。

 

山菜炊き込みご飯、とっても喜んで下さいました。

 

 

すっかり霞んでしまった、主菜の鮭のレモンバター蒸しですが、これもとっても美味しいんですよ。

 

しかも華やかな外見で、本来なら十分主役をはれるお料理です。

 

 

副菜は、さつま芋と金時豆の甘煮です。

 

こちらも地味な人気料理です。

 

 

箸休めは高野豆腐でした。

 

ご高齢者様のお米へのこだわりを語っている内に、色々と話が膨らんでしまいましたが、山菜炊き込みご飯の昼食のご紹介でした。