テーマを決めて献立を作っていく「シリーズ献立」は、うちのお食事自慢の一つです。
幾つもあるシリーズ献立の一つに、全国味巡りがあります。
その名の通り、全国の郷土料理を作る献立です。
通常は、世界の料理シリーズと全国味巡りを月ごとに交互に行っていきます。
今月は全国味めぐりの番でした。
と言う訳で今月お出しした、全国味巡りは…
富山県の郷土料理でした。
今日のお昼にお出ししたんですよ~
富山県の郷土料理って、色彩豊かで美しいんですね!!
私達も初めて知りました。
中でも、とりわけ色鮮やかなのが、かぶす汁です。
かぶす汁とは、富山県の氷見地方の漁師飯です。
魚介類のぶつ切りを豪快に入れた味噌汁だそうです。
だから、具も特に定まっていないのですが、ネットで見ると、渡り蟹を入れているかぶす汁が多いようです。
そこで、うちのホームのかぶす汁も、渡り蟹を入れました。
だから、こんなに色鮮やかで、豪快な雰囲気になったんですね~
美味しそうでしょ~
ご入居者様にも大大大好評でしたよ!!
さて、富山県の氷見地方とくれば、氷見のブリに触れない訳にはいきません。
氷見のブリは、あまりにも有名なブランド、最も有名なブリですよね。
申し訳ありませんが、さすがにお高い氷見のブリはご用意できませんでしたが、
富山県の郷土料理を語るのに、ブリの塩焼きは欠かせません。
皆様には氷見のブリの気分で、普通のブリ(多分三浦半島の養殖ブリ)の塩焼きを召し上がって頂きます。
色鮮やかなお料理がもう一品。
いとこ煮です。
いとこ煮とは、小豆と根菜類を一緒に煮たものです。
ニンジンと小豆が彩りになっているんですね。
いとこ煮は、うちのホームでもよく出すのですが、富山県のいとこ煮とは少し異なります。
実は、いとこ煮と呼ばれる郷土料理は、全国各地にあって、色々なバージョンが存在するんです。
基本的には、小豆と何かを一緒に煮たものを、いとこ煮と呼んでいるんですね~
うちのホームの通常のいとこ煮は、小豆とさつま芋を煮込んでいます。
黒っぽいお料理で、こんなに色鮮やかではありません。
味も、富山県のいとこ煮はしょっぱいのですが、うちのホームのいとこ煮は甘いです。
でも、うちのいとこ煮もご入居者様には大好評なんですよ。
今日の富山県のいとこ煮も大好評でした。
富山県の郷土料理は、酢の物まで色鮮やかです。
こちらは、「かぶらのやちゃら」という酢の物です。
蕪にニンジン、キュウリなど8種類の具材を使うことから、「八つ」→「やちゃら」となったそうです。
ご入居者様に大喜びして頂けた、色鮮やかな、富山県の郷土料理でした。