今日は、産経新聞に文福の記事が掲載されたので、
初めてこのブログを見て下さる方も多いかと思います。
初めての方のために、文福の本をご紹介させて頂きます。
まずは、本の情報です。
タイトル 看取り犬・文福 ~人の命に寄り添う奇跡のペット物語~
出版社 宝島社
価格 1,300円+消費税(税込価格1,430円)
作者 若山三千彦(さくらの里山科の理事長・施設長です)
そして、この本の素晴らしい点の一つが、表紙・裏表紙の文福のイラストです。
このイラストは、映画化もされた名作漫画「星まもる犬」の作者である、漫画家の村上たかし先生が描いて下さいました。
このイラストだけでも、買う価値はありますよ、というのは、「星まもる犬」のファンの職員達談です。
本の内容は、文福を中心とする、さくらの里山科の犬達、猫達とご入居者様のエピソードを小説仕立てで書いたものです。
文福の奇跡的なエピソード3話、文福と職員が触れ合う小さなエピソード2話をはじめ、17のエピソードが掲載されています。
産経新聞の記事に書かれているエピソード、文福の看取り活動を信じて、ご入居者様が亡くなる直前に、思い出の港に外出することができた話もあります。
小説仕立てなので、ご入居者様の心情なども書かれており(実際の職員の体験に基づき、作者である施設長が想像で補ったものです)、とても読みやすく、感情移入できます。
末期がんのため余命3ヶ月で愛犬のチロと一緒に入居したご高齢者様の物語
進行性核上性麻痺という難病に対して、愛犬と一緒に懸命にリハビリしながら戦ったご高齢者様の物語
認知症で愛犬のことが分からなくなってしまったご高齢者様に、愛犬が懸命に寄り添い続け、ついには愛犬のことがわかるようになった奇跡の物語
愛猫と一緒に死のうと思い詰めていたご高齢者様が、ついに倒れてしまった後、近隣の人達の助けで愛猫と一緒にさくらの里山科に入居し、幸せに暮らしている物語
文福と同じように、ご入居者様がご逝去される前に寄り添って看取る、奇跡の看取り猫トラの物語。
実際にそれらを見聞きしたり、体験したりしている職員達も、読んだら涙してしまう本です。
ぜひ大勢の人に読んで頂きたいと思っています。
よろしくお願い致します。