昨日のお昼は、モツ鍋をお出ししました。
モツ鍋は特別なご馳走ではありません。
だから本来は、うちのホームにとっては一つ星★レベルとなるのですが、
今回は二つ星★★としてご報告したいと思います。
と言うのも、実は特別養護老人ホームでは、モツって、ちょっとお出しするのが難しい食材なんです。
モツって、弾力があって、なかなか噛み切れないですよね。
普通の人なら、それも美味しさのうちですが、咀嚼能力(噛む能力)や嚥下能力(飲み込む能力)が弱っているご高齢者様にとっては、致命的になる恐れがあるんです。
噛み切れない内に、誤って気管に入ってしまって、窒息してしまう恐れがあるんです。
だから、モツとか、イカとか、タコとかは、介護施設ではお出しできない食材なんですよ。
もちろん、うちがお出しするモツ鍋は、そんな危険はありません。
一つ一つのモツ全てに、包丁で切れ目が幾つも入っているんですよ。
だからご高齢者様でも簡単に髪切れるので、安全にお召し上がり頂けるんです。
そのような、特別な工夫をしたお料理なので、二つ星★★レベルです。
ご入居者様も、美味しい、美味しいと喜んでくださいましたよ。
副菜は、長芋とオクラのポン酢浸しでした。
こってり濃厚なモツ鍋に、さっぱりしたポン酢浸しはよくあっていました。
デザートに黒糖葛餅をお付けしました。
これは言うまでもなく大好評でした。