祝日続きのGW
その第一弾はこの前の日曜日、昭和の日でしたね。
うちのホームでは、祝日には必ず祝膳か、特別ご膳をお出ししています。
ご高齢の方にとっては、祝日と言えばおめでたい日、特別な日ですから。
昭和の日にももちろん特別ご膳をお出ししました。
昭和の日の昭和ランチです。
昭和ランチってどういうものだと思いますか?
これが、さくらの里山科の昭和ランチです。
コンセプトは、昔懐かしのお子様ランチの大人版です。
ご入居者様がお若かった頃、お子さんと一緒に、デパートの最上階の食堂で食べたお子様ランチの復元です。
最近はデパートの食堂もお子様ランチもすっかり減ってしまいましたよね。
それどころか、デパート自体が減ってしまいました。
横須賀の人にとって、デパートと言えばさいか屋という地元の百貨店だったのですが、
そのさいか屋も一度つぶれてしまい、今では大幅に縮小して営業している状況です。
まさにお子様ランチも、デパートの食堂も、昭和時代の物ですね。
メインはこれ、オムライスです。
やっぱりお子様ランチと言えば、オムライスですよね。
ちゃんと旗まで立っているんですよ。
いいでしょ~
そして海老フライにハンバーグ。
お子様ランチの王道です。
白菜のコンソメスープは、ちょっと今風で、昭和っぽさが少なかったかもしれませんね。
ちなみに、うちの施設長は53歳です。
何でいきなり施設長の年齢なんて言い出したかと言うと、昭和を生きた人はどんな世代なのか考えてみたいからです。
施設長は、平成を30年(当たり前ですが)、昭和を23年生きてきました。
もはや昭和を生きた期間よりも平成を生きた期間の方が長い訳ですが、自分は昭和世代と感じるそうです。
まあそうなのかもしれません。
誰でも、子供時代や青春時代を過ごした時代の印象の方が強いですよね。
それに、施設長の世代前後の人達、すなわち現在40代、50代の世代は、平成になってからもず~っと、
「平成生まれが中学校入学」「平成生まれが成人式」「「平成生まれの社会人」などというニュースを見てきて
昭和の生まれ世代として、平成生まれ世代が育つの見ながら、社会を支えてきたわけです。
つまり平成の世は昭和生まれに人達が作ったんですよね。
そして、施設長の親の世代がご入居者様の世代です。
施設より30歳上、83歳の方だと、昭和を53年間、平成を30年間生きてこられたわけです。
そのような世代にとって、まさに人生の中心を過ごしたのは昭和です。
平成は余生、というと言いすぎでしょうが、社会の第一線を退きつつある頃に平成を迎えたのです。
それが90歳の方だと、まさに定年の時に平成を迎えます。
90歳の方にとっては、定年後の人生が平成であり、自分が社会の主役であったのは昭和時代です。
そう考えると、現在の40代以上の人にとって、人生の中で重要な時期は昭和であり、この昭和のお子様ランチはとても懐かしい物だと思います。
すみません、とりとめのない話になってしまいました。
来年の今頃はもう平成ではなくなっていますので、ついつい昭和と平成に思いをはせてしまいました。
最後の余談に、94歳以上のご入居者様は大正生まれです。
来年の今頃まで頑張って頂ければ、大正、昭和、平成、そして次の新元号と、4つの元号を生きたことになります。
ぜひ大勢の方が4つの元号にまたがるよう祈っております。