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BL要素を含んだ表現がございますので
そぐわない方は
お読みになりません様・・。
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前のお話し
今思えば
わかっていた
初めから
雅紀だけど雅紀じゃない
認めたくなかった
認めなかったんだ
雅紀だと・・目の前にいるのは
俺の腕の中にいるのは・・・・
雅紀なんだと。
少しでも離れたら
どこかにいてしまうのではないかと
そんな雰囲気だった
あの甘い声も
甘い体も雅紀だった
俺を受け入れる雅紀
だだ・・。抱くたびに思う腕の温度
ひんやりとする雅紀のカラダ・・・
だからだろうか
雅紀に俺を沈めると包まれるあの感覚
深い・・・青い…水の中・・・
From・・・Sho
翔さんに抱かれると
僕の青い翅が僕らを包むんだ
体温の上がらない雌雄同体の
僕のカラダ
翔さんは
見えてはいないその青を感じて
そして僕の体温で
僕を海だと言った
翔さんの腕枕で微睡んでいく
2日目の夜
確かめるように僕を呼ぶ
翔さんの声が
心地よくて・・・
だけど。
こんなことが
続くわけがなかった
続いちゃいけないんだ
規則正しい翔さんの寝息が聞こえ始めた
僕はそっとベッドから抜け出して
山が見える側の窓の外を見た
ざわざわと騒ぐ・・・
あれは
ミズナラの木
「ああ…そうだね・・・」
僕は…僕を思い出した
涙があるれる
海には・・・。
月の道ができていた
青い僕のカラダを包んでいた衣
その衣で体をくるんで
ミズナラの木の下へ行く
ざわざわと枝が伸びて・・・
僕を包んだ
翔さんとの出会いのきっかけとなった
大けがをした時のように
ミズナラは僕を包んで
ただただ泣くだけの僕を
優しく癒す
好き…
翔さん
僕を助けてくれた優しい翔さん・・
笑顔が素敵で
タバコのにおいのキスも
声も…そして熱い胸も・・
大好きだよ
3日目の朝が来ようとしていた
紫色の空にカナカナゼミの鳴き声
『雅紀!』
翔さんが…僕を探している
僕は・・・・
あの窓辺に行った
From・・・『雅紀』
お話お久しぶりです
ふぶきです
元気ですよー
今日もお読みいただき
ありがとうございます