BL要素を含んだ表現がございますので
そぐわない方は
お読みになりません様・・。
お願いいたします
結局・・・。
俺は・・・。
雅紀のユーワクに勝てるはずはなく
いい様に翻弄されて
・・・・・・。
だけどなんでこの人は
こんなにきれいなんだろう
目が覚めて
「基本日曜日だから・・・」
「そういう問題じゃねぇんだ」
「どういう問題?」
「出かける支度・・・」
「出来てる」
「確認・・・」
「出来てる・・・
ねぇ・・しょーちゃん?」
「んだよ?」
「オレよか緊張してる?」
「否定しねぇ・・」
全く俺のコイビトは
全然自覚なし
そもそもチーフ
そんで室長
そんで学会
研究者として上り詰めてく
この人を
俺は
本当に誇りに思う
「マジで尊敬する」
「それはね・・・」
って穏やかに微笑みながら
「信頼してくれる上司と会社と
信頼できる同僚と
優秀な部下
それで・・・何より
しょーちゃんっていう
コイビトのおかげ・・」
昨夜の熱い夜
「なんとなく蒸し暑いね・・・」
っていいながら
抱き合った
「思った以上に時間あるな・・・」
「でしょ?」
深くなっていくキスに俺は・・・。
「大丈夫か?」
「大丈夫も何も・・・
あのまま・・このまま
何もなかったら
きっとオレのホルモンは乱れに乱れて
発表失敗するんだから」
「・・・?は?・・・」
「だからいっぱい愛して」
目覚めて
もう一戦しちまって
「結局!
ギリギリじゃねぇか」
「お腹空いたねぇ・・・」
「飯は移動しながらだ」
シャワー浴びて
着替えて
雅紀を乗せて
伊野尾を迎えにいく
伊野尾も
「俺もさっき起きたばっかり」
「あれ?伊野尾、
髪切った?」
「室長、解ります?
昨日美容院行きました」
「うん、髪色も変えた?
カッコイイよ
似合う」
「室長もかっこイイっすよ?」
「そお?」
「ふふっ・・・室長
いいアプローチできそうですねぇ?」
・・・なんだそりゃ
「お前ら―
ファッションショーかよ?
研究発表じゃねぇの?」
途中コンビニへ寄って
朝昼兼用の食事を買う
そして二人は車の中で
遠足のようにはしゃぎながら
新横浜へ。