夕方に発表でした

 

 

来年の7月に、ロンドンのロイヤルオペラハウスで、「ジゼル」を上演するのだそうです。驚。

演出は吉田都監督、振付はアラスター・マリオットにまかせましたけれど、ゴシック風味とキレのよい展開の魅力が都演出ならではだと思うので、コヴェント・ガーデンに乗り込むのにふさわしい作品なのではないでしょうか。

 

シーズンオープニングは12公演の「眠れる森の美女」 「Dance to the Future 2024」 は秋に、小劇場で4公演。「くるみ割り人形」は今シーズンから1個増えて18公演。

 

年明けて、2月公演がなくて、3月中旬に「バレエ・コフレ」を4公演。4月中旬は「ジゼル」で9公演、6月中旬に「不思議の国のアリス」を11公演、7月中旬には「Young NBJ GALA 2025」が中劇場で2公演、そのあとロンドン公演なんですね。ずうっと固定だった公演期間に変化がありました、あと、来シーズンもメインは5演目ですよね、公演数は大規模化していますが。

 

3月の「バレエ・コフレ」は、エチュードと、精確さによる目眩めくスリルと、火の鳥。

 

「エチュード」はずーっと前から新国で見てみたかったのです、嬉しい。国内では東京バレエ団の専売特許みたいになっていましたよね、初めて見たのは東バだったと思います。自分的には2006年のマリインスキー・バレエの来日公演で見て以来になるのかも。ソーモワ、サラファーノフ、シクリャーロフの超豪華トリオだったのですが、当時は超若手で景気よかったです、今思うと凄いもの見ました。男子2人はテクニックつよつよじゃないとダメな演目で、誰が来るかしら。あの、細い明りの道を交差して飛ぶ新国ダンサーが見られるんですねー、楽しみ。

 

5年ごしの初フォーサイスがやっと。エチュードと一緒にやってしまうのがもったいないです。好きな人で両方とも見たかったかも。

 

「火の鳥」は2019年の中村恩恵版ではなく、ビントレー監督時代にも上演していたフォーキン版。これの美術ってディック・バードさんだったんですね~、あと、この公演は東京交響楽団の担当なので、フォーサイスのシューベルトと、こちらのストラヴィンスキーと、演奏も楽しみです。

 

7月のYoung NBJ GALAは、福田圭吾さんが委嘱作品を作るのがトピックです。今年の夏の貝川鐵夫さんに続いてのデビュー、圭吾さんの作品は見慣れているんですが、団員の創作発表と違う、今回の展開は嬉しいものがあります。中村恩恵さんの「O Solitude」は2013年のDttFで発表されたソロナンバーなんですね。ヘンリー・パーセルの音楽に、初演時のキャストは1日めが宝満直也さん、2日目が五月女遥さん、男女どちらが踊ってもよいのかしら。見ていないので楽しみです。パーセルも嬉しい☺️

 

その前の6月は「不思議の国のアリス」 え、また?なタイミングではありますが、契約期限とかがあるのかな。今ちょうど、新国と共同制作したオーストラリア・バレエが上演していて、バレエ団のインスタにおなじみのキャラクターがあふれています。わりと体格が違うんですが、衣装とか同じものの使いまわしなはずですよね…。

 

大型で華やかな公演がたくさん、で今シーズンと比べて明るい展望が。バレエ団初演演目があると、こんなに印象が違うものなのでしょうか😢 渡邊峻郁さんファンとしては、眠り、ジゼル、アリスと前回は米沢唯さんとコンビで素晴らしかったのですが、今度はどうなるのでしょうか、さらに充実したシーズンになりますように。