秋の公演の詳しい配役が、つぎつぎと発表でした。

 

 

 

 

 

 

ドン・キホーテは主役は5組ですが、ソロとかお友達とか、そういう配役はだいたい3組ずつになっていて、誰がどこか組み合わせが複雑なことに。

 

最初に活躍するキトリのお友達、ジュニアッタとピッキリアという名前だったのね、飯野萌子と廣川みくり、五月女遥と赤井綾乃、山本涼杏と花形悠月、敬称略すいません、踊りがうますぎる方たちばかり。なかで、山本花形組は、すでに目立つ役で活躍はしていますけれど、おふたりとも入団まもない思い切った若手ペアです。木村優里渡邊峻郁組の、名古屋公演も含めて3回ぶん、つまり峻郁さんのバジルと1幕のトリオを踊るんですね🥰 絶対キュートなやつなので楽しみでございます。

 

エスパーダは木下嘉人、中島瑞生、井澤駿。井澤さんは主演の一回が貸切公演で一般の人が見られなくなっているからか?スペシャルプレゼント枠で登場ということでしょうか。木下さんのエスパーダは新国の重要無形文化財といえましょう。瑞生さんはエスパーダデビューです。エスパーダとしては3回ですが、他にもジプシーの頭目にボレロとフル回転、育成モードに入ってます。

 

お相手の街の踊り子は、奥田花純、直塚実穂、柴山紗帆。柴山さん以外初役、奥田さんはかわいい系のキュートな役が多かったので、今回のこの役は嬉しいです♪ 3月のDTTFで、急な代役でしたが、峻郁さんと超色っぽいデュエットを見せてくれてイメージチェンジか?だったのですが、すかさずな起用といいましょうか。木下奥田のペアなのも🥰 直塚さんはロシアの舞姫、こういう役は絶対!にすごく見せてくれると思います。やりすぎと言われるくらいに踊ってほしいです。瑞生さんとの組み合わせは見るまで想像つかない(笑)

 

森の女王が、吉田朱里、中島春菜、内田美聡、長身の3人ともデビュー。内田さんはまだ、舞台でちゃんとこの方か、と思ったことがないのですが、ワガノワ育ちの新星なのですね。3人とも長い手足の連続ジャンプに驚かされそう。

 

3幕のナゾの踊りボレロは、渡邊拓朗、仲村啓、中島瑞生と、これも3人そろってデビュー。拓朗さんはジプシーの頭目もデビュー。開幕なのにドンキかよーとグレていましたが、こうやってみるとここで若手を、という配役が巧の技というか。秋の若手ガラと続いて、これからの人たちがいい感じに紹介されていきますね~。

 

新人起用で一番の冒険回は10月21日の夜、木村渡邊回で、キトリのお友達が超若手、エスパーダと街の踊り子もそろって初役、初の大役という人に、役デビューがいっぱい。役づきのダンサーの平均年齢が、他の日と比べたら飛びぬけて若いのではないでしょうか、もうほとんど博打なんじゃないかという大胆布陣ですわ、「ゆりたか」がどう舞台を率いていくかも見ものかもしれません。

 

11月末のヤングガラも、ナチョ・ドゥアトの「ドゥエンデ」のメンバーが発表に、ホントに若手です🥰 山田悠貴さんと石山蓮さんは古典パ・ド・ドゥと兼務で、ドン・キホーテにお二人の名前がないなと思っていたのですが、こちらで活躍。あと、木村優子さんも、木村優里さんとのデュエットと両方出演ですね。

 

ナチョ・ドゥアト、ミハイロフスキー・バレエで活躍していて、開戦後はどうしているのかな。ドゥアト版の「ラ・バヤデール」は男性のナンバーに素敵なのがあって、新国でも取り入れてくれたらいいのにと思っておりました。新国の牧阿佐美版バヤデール、ほんとーに男性の役が全然ないのですよね、勿体ないわ~。ドゥアトのバッハの作品をミハイロフスキーではやっているようですが、あんなのも新国で見たいなあ。