7月16日に札幌市のカナモトホールで行われた、「小泉のり子バレエスタジオ 55周年記念発表会」を見てきました。昼の部と夜の部にわかれた公演で、チケットは有料で、指定席です。

 

渡邊峻郁さんが昼の部の「くるみ割り人形」の王子と、夜の部の「ライモンダ」のジャン・ド・ブリエンヌでゲスト出演されてまして、もちろん目当てで行ってきました。札幌は涼しくて楽しい1日でした。

 

プログラムの一般出演者だけで135人の大型発表会で、幼児も大人バレエも、出身者で海外のバレエ団で活躍するプリマまで、レベルの違う生徒さんたちをまとめて、舞台も華やかでした。男性ゲストは渡邊峻郁さん、益子倭さん、山口浩輝さん、高橋宏尚さんなどなどと、これまた豪華に踊り比べていました。

 

金平糖の精を踊った玉井千乃さんはポーランドのポズナンオペラバレエ団の新進ソリストで、バレエスタジオからアントワープ王立バレエ学校に留学されていたのだそうです。まだ若くてもキャリアをつんだバレリーナさんで、さすがな舞台ぶりでした。渡邊さんとのアダージオは片手サポートやリフトも大きく、定番の見せどころ全部入りで盛り上がりました。いわゆる発表会、を見に札幌まで行くものかしらではあるのですが、このお二人の登場で舞台がひきしまって、遠征悔いなしでございました。

 

夜の部は「トリプル・ビル」。小泉しづかさんによる創作「グランドステーション」と、「ライモンダ」「真夏の夜の夢」、プラスして「ロミオとジュリエット」からのパ・ド・ドゥでした。

 

「グランドステーション」はハリウッド風な楽しい作品で、スイート・チャリティの曲が使われていたりの、ちょっと崩した動きで生徒さんがイキイキとかわいいです。制服の女学生さんたちの姿を見ると、バレエを習っている十代は普通の人とはやはり身体性が違っていて美しいですよね。制服バレリーナというコンセプトはウィリアム・フォーサイスが元祖なわけですが(個人の見解です)、いつ見てもとてもよいです。

 

「ライモンダ」は新国でも活躍された千歳美香子さんが監修。かつての再演だそうで、衣装も素敵で雰囲気抜群の一幕でした。ライモンダは𡈽田麻美さんで、渡邊さんともお似合いな一対でした。

 

峻郁さんのジャン・ド・ブリエンヌがたいへんな見どころで、というか超絶にかっこよかったのでした🥰 眉そびやかし系の横顔が映えて、キザな流し目でキメキメな踊りぶりは宝塚かと思うほどでした。なんかもうショースターになってて、意外な展開というか、このまま大人のお色気路線をまい進してほしい🥰 いやホント見られてよかったでした🥰

 

北海道は以前に函館は行ったことがあったのですが、札幌は初めてで、会場のすぐそばにテレビ塔や時計台があって、初めて見て感動したのでした。新国立劇場バレエ団も以前札幌文化劇場hitaruで何度か公演していたのですが、また企画してくれるといいのですが。

 

写真の説明はありません。

 

11人、前髪の画像のようです