会員誌「アトレ」発行と郵便予約開始のタイミングで発表でした。

 

 

おととしの新制作プレミア上演時と、オデット姫と王子さまの組み合わせは変えるのかしらと妄想予測をしていたのですが、そのままスライドでした~。ケガ休演で延期になっていた速水渉悟さんのジークフリード王子もめでたくデビューです。オデット姫は米沢唯さん、前回は一拍おいて、地方公演での王子替えだったのですが、今度は本公演で短期間に2人の王子さまと。

 

唯さんのふたり王子さま歴(?)は、ワディム・ムンタギロフさんと井澤駿さんというのもありましたね、バレリーナとしての舞台の盤石ぶりがわかります。とはいえ、2月のコッペリアは井澤さん速水さんと、6月の白鳥の湖は福岡さん速水さんと、と続いてなんですね。

 

絶対たくさん見たい凄いプリマと、ひとつでも多く主演して、実力をつけていきたいプリマと、それぞれ充実していて、公演回数との兼ね合いで、なかなか新人デビューはやりにくい体制です。2016‐2017シーズンに、入団したばかりの池田理沙子さんがいきなりシンデレラとスワニルダとオーロラ姫に抜擢された例もありますし、タイミングというのも大事なのかも。このときの池田さんのデビューから今まで、新たな女性の主役ダンサーが出ていないんですよね、あしかけ7年ですか、やっぱりちょっと長い。

 

木村優里さんと渡邊峻郁さんの白鳥の湖、ライト版の心中パターンは物凄く2人に似合うので見られて嬉しいです。おととしの2人の初日の公演の「スタオベ」は3階席、4階席まで総立ちになりました。1階だけでなく、劇場中ほぼ、というのはなかなか無いので、インパクトが強かったのだと思います。技術も絶好調で素晴らしかった♪

 

ライト版の白鳥の湖は、1幕のパ・ド・トロワの他に、3幕でも3人の王女がそれぞれソロを踊って、どれも技巧的で魅力のあるナンバーです。こんどは誰がどこを踊るのか楽しみ。4幕の白鳥たちも、スモークをたいた幻想的な幕開けから、フォーメーションが複雑で迫力のある群舞と見どころいっぱいですしやはり期待はふくらむのでした。