- ̗̀⚠︎ ̖́-BL表現を含みますので

苦手な方は御遠慮くださいませ。

※注意→💙❤️💚💜×💛です❗












❤️×💛









翔さんは直ぐに小走りで


僕のとこまで来てくれた。





今まで一緒にいた女性が


名残惜しそうに見ている。






・・・きっとあの人、



翔さんのことが好きなんだ。







「カズ。買い物帰り?」


「あ・・・う、うん」





翔さんは、当たり前のように


スっと買い物袋を持ってくれた。






「あ、ありがと・・・」


「こんな重いのによく

ここまで頑張ったねー」







・・・とてもカッコよくて、



優しくて大人で、気が利いて。





そりゃ誰でも好きになるよね。



きっと女性にモテるんだよね。







「カズ?どうしたんだ?」


「・・・いいの?あの人」






僕は家の中の翔さんしか知らない。





こんな風に他人と一緒にいる彼を



思えば1回も見たことが無かった。







「ん?ああ、別にいいよ。

ただの同僚だし。たまたま

帰り道が同じだっただけ」


「・・・可愛い人だね」






イヤな僕、またこんなこと・・・





この気持ちはなんなんだろう。



この苦しさはなんなんだろう。






翔さんが女性と並んでるのが



なんだか堪らなくイヤだった。




なんだか堪らなく苦しかった。







「可愛い?って、彼女?」


「・・・うん・・・」


「ふぅん。そうだった?

顔なんて見てなかったな」


「え・・・見てないの?」


「ん〜。別に興味無いし。

カズの方が可愛いでしょ」







でも翔さんのそんな言葉を聞いて



息苦しさが少しだけマシになった。