※カズは出てきませんよー😅

智と翔2人でおバカな事してます。













翔が用意していたのは


コスプレのド定番、的な。






「・・・ナース服?」


「・・・悪いかよ?」






オレが頼んだもふもふ白猫とか


エロいメイド服とか着てくれた、



そんなカズに今さらナース服か?








まぁ、見たところ『丈』は少し

短いような気もするけどさ・・・




・・・そこまでエロくはない。






「いやいや、普通過ぎる。
肌も見えないしエロくない。
断然このバニーの方がいい」

「そうか。じゃあ俺ひとり
このナースを堪能するかな」

「そうだな。そうしてくれ」





そりゃカズが着たら可愛いよ?


それはオレにも想像がつくよ?




でも、このエロさ全開のバニー。


これには勝てないだろ、やっぱ。




あのメイド服を選んだ翔だから

今度はどんだけエロいモノを

用意してきたかと思えば・・・



なんかガッカリだった、マジで。






「分かってないな、お前は」




いそいそとバニーを袋に戻して。


そしたら翔がそう言って笑った。






「分かってないって何を?」




オレのこのバニーが羨ましくて

負け惜しみってーか、そんなの。


珍しく翔がこぼしたのかと思った。






「智、お前はどうするんだ?
そのバニー服。どう楽しむ?」

「はあ?カズに着てもらうよ。
決まってるだろ。当たり前だ」

「着てもらって?写真撮る?」

「撮るさ当然。なに、お前も
したいんだろ? 撮影会。なあ、
素直にお願いしたらどうだ?」




どうせ負けたのが悔しいんだろ。



ホントはバニーになったカズを

写真に収めたいと思ってるだろ。



でもオレに頭を下げたくなくて

なんか理屈を並べるつもりだろ。



いつもいつもそんな手に乗るか。






「どうしてもって頼むなら
混ぜてやってもいいけど?」




オレはバカだから、いつも翔の

口車に乗せられたり、気づけば

言いくるめられてることが多い。



だけど今日は勝ったろ、これは。




翔はバニーのカズが見たければ


オレに頼むしかないんだからな。






「いや、俺は遠慮しておくよ」

「いいのか?そんな強がって」

「いいんだ・・・俺はカズと
『ナースごっこ』をするから」

「・・・『ナースごっこ』?」





確実に勝ちを確信していたオレに


翔が放った衝撃的な言葉が届いた。





・・・ナースごっこ。




衝撃的かつ・・・魅惑的な響きだ。





「カズがナースなんだぞ?
色々できるだろ、色々。な?
聴診器が付いてたの見たか?
アレって何かエロくないか?」




そう言えば、聴診器もついてたな。



ナースのあの白衣に・・・聴診器。






『はい。胸の音聞きますよー』

『あら、逞しい胸筋。ステキ』

『こっちも脈打ってるかしら。
ほ〜ら、ペタw。冷たかった?』





ああ・・・看護師さん、そこはっ



そんなのされたらオレ、ますます

カッチカチになっちゃいますー///







「・・・おい智。戻ってこい」




ハッ、やべ、妄想の世界へ飛んでた。


思った以上にナースのカズが、いい。






「いいだろう? ナースのカズ。
あれもこれも夢が広がるよな?」




翔が、その白衣をヒラヒラと揺らす。


オレの目の前でニヤリと笑いながら。






「たっ、頼む、翔っ、オレもっ
オレもナースごっこに混ぜてっ」






やっぱりナースは『最強』だったっ