【櫻宮】妄想小説❤️💛





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眩しくて目が覚めた朝。



オレの隣にキミの寝顔。







「・・・ふふ・・・」





いつもなら、起きた時には

シーツも冷たくなっていて

温もりさえ残ってないけど、


たまにはこんなのも、いい。





カーテンの隙間から朝日が

キラキラと射し込んでいて、


キミの白い肌を輝かせてる。





その可愛い頬も、


飴細工みたいな

金色の髪もそう。




キミを構成する全ては、


『可愛い』と


『綺麗』で出来てる。








「・・・・・・・」




ひとつだけ残念なのは


その瞳が見えないこと。





眠り姫の物語のように


キスをして起こそうか。





それもまた、いいよね。






だけど気をつけないと。




キミの薄茶色の瞳には


不思議な力があるから。





その瞳を覗き込んだら最後、




・・・誰もがキミに


魅了されてしまう・・・







「それは困るよね」









・・・本当はキミを



誰にも見せたくないんだ。





永遠にここに閉じ込めて


オレだけのキミにしたい。





時々、ホンキで思うのは


そんな危ないことで・・・








「困るって・・・何?」

「あれ、起こしたかな」

「・・・ねぇ、翔さん。
何か・・・困ってる?」





オレの呟きが聞こえたのか、


眠たそうな目を擦りながら

スっと顔を寄せてくるニノ。






「ん〜、困ってるねぇ」




寝起きでも爆発的に可愛い。








「な、何に困ってる?
俺に出来ることある?」

「ん〜、起きてからさ、
ニノの寝顔を見てたのね?
そしたらやっぱり自然と
キスしたいと思うでしょ?
でも、キスしちゃったら
ニノを起こしちゃうしさ」

「え・・・何・・・///」

「どうすればいいのか
分からなくて、困ってた」

「もうっ、翔さんっ///」






こんな、ほんの小さな幸せ。



オレの隣にニノがいるから

感じることが出来る、幸せ。




この幸せが続きますように。




心の中で、そう祈りながら


オレは、ニノを抱き締める。






それから・・・






「・・・好きだよ・・・」





愛の言葉と甘いキスを送る。






はにかんでるキミの笑顔に


キミからも、お返しのキス。







幸せで溢れる休日の朝・・・