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                                桂浜・高知県

 

心あらむ 人にみせばや 津の国の 難波あたりの 
春の景色を

                 能因法師
           
(こころあらん ひとにみせばや つのくにの なにわ
 あたりの はるのけしきを)

 

意味・・情趣を理解するような人に見せたいものだ。
    この津の国の難波あたりの素晴しい春の景色を。

 

    心あらむ(好きな)人の来訪を間接的に促してい
    ます。

 

 注・・心あらむ=情趣や美を解する心のある人。

 

作者・・能因法師=のういんほうし。988~。中古三十
    六歌仙の一人。26歳で出家。
 
出典・・ 後拾遺和歌集・43。