忌めば忌む 忌まねば忌まぬ 忌むという 文字は己が
心なりけり
(いめばいむ いまねばいまぬ いむという もじは
おのれが こころなりけり)
意味・・忌み嫌おうと思えば嫌いになるし、忌み嫌わ
なければ嫌いにならない。忌むという文字は
己と心をつなぎ合わせた文字で、自分の心次
第なのだ。
注・・忌む=単に嫌うというより、もっと強く嫌う
印象があり、不吉なこととして毛嫌いする
という感じ。
出典・・斉藤亜加利著「教訓歌」。