ありしにも あらずなりゆく 世の中に かはらぬものは
秋の夜の月
秋の夜の月
明快
(ありしにも あらずなりゆく よのなかに かわらぬ
(ありしにも あらずなりゆく よのなかに かわらぬ
ものは あきのよのつき)
意味・・昔のようでは無くなってゆくこの世の中で、
変わらないものは秋の夜の月だけだ。
自分の姿や世間の様子が昔と変わって行く
中で、月の美しさだけは昔と変わらない羨
ましさ、世の無常さを詠んでいます。
注・・ありし=以前の。昔の。
無常=全ての物が生滅変転して留まらない事。
意味・・昔のようでは無くなってゆくこの世の中で、
変わらないものは秋の夜の月だけだ。
自分の姿や世間の様子が昔と変わって行く
中で、月の美しさだけは昔と変わらない羨
ましさ、世の無常さを詠んでいます。
注・・ありし=以前の。昔の。
無常=全ての物が生滅変転して留まらない事。
作者・・明快=みょうかい。986~1070。 天台座主。
出典・・詞花和歌集・98。