住江の 岸の姫松 人ならば いく世か経しと
言はましものを
詠人知らず
(すみのえの きしのひめまつ ひとならば いくよか
へしと いわましものを)
意味・・住江の海岸の老松が人間であったならば、いった
いお前は何年ぐらいたった木なのかと尋ねてみた
いものだ。
松の大木を見て感動したものです。
注・・住江の岸=大阪住吉付近の海岸。
姫松=本来は小松の意だが、ここでは老松の愛称。
出典・・古今和歌集・906。