先輩が来てくれた | 桜町Wingsミニバスケットボールクラブ sakuramachi.wings@gmail.com

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桜町小学校のスポーツ教室として活動するミニバスケットボールクラブの紹介

このところ男女の先輩たちが時々来てくれて、一緒に練習に参加してくれます。チームのことを心配してくれているのかもしれません。昨日来てくれた先輩は2年前に桜町Wingsを卒業し、今は区内の強豪中学校でサブキャプテンをしている先輩です。先日の新人戦では区で見事に優勝を果たし、年明けの都大会を楽しみにしていると話してくれました。

 

その先輩は1年生の時から桜町Wingsに入部し、6年間ほとんど全ての練習日に参加してくれました。私が思い出す限りそのような子は彼一人です。しかし、彼が6年生の年はコロナ禍で満足な練習もできず、公式戦も中止になってしまうというかわいそうな年でした。その分中学校で大活躍してくれてうれしい限りです。

練習ではハンドリングの見本を見せてくれ、あるメニューを1分間切ることに取り組ませているのですが、50秒を切ったのは彼だけでした。その他ステップインシュートやドリブルチェンジなどの見本を見せてくれ、その速さに小学生の部員たちは唖然としていました。そして可愛い1年生にも優しく声をかけていました。

 

練習が終わり、最後に部員たちにアドバイスをしてくれました。

「もっと早く行動して、練習に集中しよう。コーチの話を真剣に聞いて実行することが大切だよ。その姿勢が絶対に試合に生きてくるんだ。そして、毎日の生活でも同じようにやるようにすると、絶対にバスケットボールも上達するよ!」

先輩の言葉には重みがあります。

私はいい事を言ってくれるなと感心しながら、そう言えばいつか誰かにも同じことを言っていたなと思ったのです。

 

先輩たちの心の成長と、バスケットボールでも大きな夢を持って頑張っている姿を見ることは、指導者冥利に尽きます。

(バスケットに限らず今の部員たちの未来を楽しみにしている小島)