こんにちは!さくらライフグループ 栄養科の温泉おじさんですニコニコ

 

最近話題になっている入浴施設のレジオネラ菌について

埼玉県の生活衛生のHPよりお知らせします。

 

私も月に2,3回ほど温泉施設(天然・循環入浴施設)を利用しています。

皆さんも行ったことがあると思いますが、普段よく利用していると

今日はお湯がきたないな~と思うことが多々あります。

 

温泉施設の清掃状況によって違うとは思いますが

きれいなお風呂に入りたいですよねルンルン

 

 

~レジオネラ菌について~

 

レジオネラ症には、レジオネラ肺炎とポンティアック熱があります。

レジオネラ肺炎は、2~10日の潜伏期の後、悪寒、高熱、呼吸困難等の症状があらわれ、重症になると死亡する場合があります。

ポンティアック熱は、インフルエンザに似た症状を起こしますが、一般に軽症で数日で軽快します。

レジオネラ症にかかりやすいのは、病人や高齢者,乳幼児など抵抗力の弱い人です。

 

浴槽水は、温かく栄養分があるので、浴槽や循環ろ過装置の内部及び配管に、ぬるぬるした膜ができます。
これを、生物膜(バイオフィルム)といいます。この生物膜の中は、レジオネラ属菌が寄生するアメーバなどの原生動物にとって繁殖しやすい環境です。

生物膜の中で増えたレジオネラ属菌は、浴槽の中に流れ込んで人に感染します。

生物膜を除去せずに(浴槽やろ過装置の洗浄が不十分なまま)浴槽水に塩素だけを添加しても、生物膜の中にいるレジオネラ属菌には効きません。

また、入浴施設には、打たせ湯、ジェットバス、ジャグジーなどが多く設置されていますが、これらはエアロゾルが発生しやすいので厳重な衛生管理を必要とします。

施設側の責任において、浴槽、ろ過器、配管などの清掃及び消毒を行って生物膜の生成を防止し、浴槽水は常に塩素消毒等をしなければならないことになっています。

塩素は浴槽水の汚れによって消費されてしまうため、入浴者は浴槽に入る前にあらかじめ身体をよく洗う必要があります。

最近の事故例

  • 平成29年3月 広島県内の入浴施設で58人が感染。営業停止の行政処分(管理体制の見直し及びレジオネラ属菌の陰性確認まで)。
  • 平成27年6月 神奈川県内の入浴施設で7人が感染。営業停止の行政処分(レジオネラ属菌の陰性確認まで)。
  • 平成27年6月 岩手県内の入浴施設で12人が感染、うち1人が死亡。営業停止の行政処分(60日間)。
  • 平成26年6月 埼玉県内の入浴施設で3人が感染、うち1人が死亡。営業停止の行政処分(レジオネラ属菌の陰性確認まで)。
  • 平成25年2月 千葉県内の公衆浴場施設で1人が感染。営業停止の行政処分(5日間)。
  • 平成24年12月 埼玉県内の入浴施設で8人が感染。営業停止の行政処分(レジオネラ属菌の陰性確認まで)。
  • 平成24年11月 山形県内の入浴施設で3人が感染。施設は使用自粛。
  • 平成24年1月 鳥取県内の入浴施設で1人が感染。営業停止の行政処分(5日間)。
  • 平成23年11月 群馬県内の旅館で1人が感染、死亡。営業停止の行政処分(4日間)。

 

 

事故例にもあるように死亡者も出ているので怖いですね・・・。

お風呂から出る時は、お風呂以外の温水などでよく流してから脱衣所へ上がりましょう!

子供たちが遊びで温泉の水を口に含む行為などにも注意したほうがいいですね!!

 

温泉施設が定期的な清掃や水の入れ替え等をしていれば問題はないと思いますが

利用者には死角となるところです、予防はなかな難しいですね。

 

老舗旅館でもニュースになるほどですから、そこら辺の温泉(入浴)施設では

定期的な清掃や検査などはどうなんでしょうか?

 

皆さんも利用される時は、この記事を思い出してみて下さいね。

 

ではまた、、、温泉おじさんでしたウインク