こんにちは。
さくらライフグループ 春日部さくら病院 臨床検査科です
今回は、動脈硬化の検査をご紹介します
動脈硬化とは、血管の弾力性が失われて硬くなったり、
血管壁にコレステロールなどがたまり、
内径が狭くなって血液の流れが悪くなった状態です。
動脈硬化が進むと、脳出血・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞といった
命にかかわる病気につながります。
日本人の死因の25%は動脈硬化が大きな原因となる上記の疾患によるもので、
これは癌によるものに並びます
当院では、ABI(足関節上腕血圧比)とCAVI(心臓足首血管指数)を
測定する検査を実施しています。
両手両足の血圧を測る検査で、10分程度で終了します。
ABIは、足の動脈の詰まりの程度を表し、CAVIは動脈の硬さの程度を表しています。
これらを測定することにより、血管年齢を判定できます。
動脈硬化は早期発見が大切です。
高血圧や糖尿病、脂質異常症のある方は、
年に1~2回の定期的な検査をお勧めします。