こんにちは
さくらライフグループ 春日部さくら病院 臨床検査科です
今年も6月より春日部市の特定健診がはじまる予定です。
特定健診はメタボリックシンドロームの予防と改善が大きな目的です。
では、メタボリックシンドロームとは何なのでしょうか?
特定健診で腹囲を計測した際、「メタボですか?」と聞いてくる方がよくいらっしゃいます。
『メタボ=太っている人』というイメージがあると思います。
でも実は、腹囲の値だけでメタボかどうかはわからないのです。
メタボリックシンドロームの診断基準は、内臓脂肪の蓄積が必須条件で、それに加えて ①脂質異常症、②高血圧、③高血糖 のうち2つ以上が基準値を超えていることが条
件となっています。
メタボリックシンドロームは『内臓脂肪症候群』とも言われ、複数の病気や異常が重なっている状態を表します。つまり、内臓脂肪の蓄積によって、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が複数生じていることを示しています。そして、この状態は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。
できれば毎年、特定健診を受けていただき、メタボリックシンドロームに該当した方は特定保健指導を受け、生活習慣を見直していきましょう