こんにちは
春日部さくら病院 栄養科です
学生の皆さんは夏休みに入りましたね
だんだんと蒸し暑くもなり、梅雨明けも間近でしょうか
さて、今回は脱水症・熱中症についてです。
夏は気温とともに体温も上昇するので、体は発汗によって体温を下げようとします。
その汗には、水分だけでなく塩分も含まれており、この両方が失われることで脱水症になります
脱水症を放っておくと熱中症、熱射病へと症状が移行します
脱水症や熱中症の認識が遅れ、救急搬送される人が年々増加しています
特に小さいお子さんや高齢者の方は、脱水症を起こしやすいので注意が必要です。
熱中症分類と対処法
熱中症Ⅰ度
めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量の汗
対処法:涼しい場所へ移動・安静・水分補給
熱中症Ⅱ度
頭痛・吐き気・体がだるい・体に力が入らない・集中力や判断力の低下
対処方:涼しい場所へ移動・体を冷やす・十分な水分と塩分補給・悪くなる前に必要なら病院へ受診
熱中症Ⅲ度
意識障害・けいれん・運動障害
対処法:涼しい場所へ移動し体が熱ければ冷やし救急車を要請する
予防と対策
①体に必要な水分は1日約2,000cc。
食事だけでも1,000ccくらいは摂取しているので、1,000cc前後は水分で補うようにしましょう。
②水や体の成分に近いイオン飲料・経口補水液等も上手に活用し、日頃からこまめに水分補給しましょう。
③自宅でも暑さに我慢せず扇風機やクーラーを上手に活用し、体に優しい設定温度(26度~28度)で使用しましょう。
④健康状態を毎日チェックし、夏バテしないように食事や水分をしっかり摂りしましょう。
いつも以上に体調管理をしっかりし、暑い夏を乗り越えましょう