しじみ味噌汁の残骸から取り出した
しじみむき身ちゃん
「しじみ味噌汁のしじみって、お出汁用でしょ？」
お坊ちゃま育ちの主人は、そう信じていて
食べようとは思いもしなかったみたい
しかし、わたしにとっては
たとえ出汁ガラしじみでも、捨てるには忍びない
おいしい食材なんです
殻から外したむき身は
冷凍して貯めておくことが多いです
炊きこみごはんの具にしたり
でも今回は、冷凍する間もなく…
ちゃちゃっと佃煮にしました
お出汁に、お醤油、本みりん、きび糖
(わたしは、愛用の青唐辛子醤油を使用)
しじみむき身、生姜で煮つめます
少量すぎて、あっという間に出来上がり
出汁ガラしじみだけど、旨味は残っています
市販の甘辛いだけの佃煮とは違い
ちゃんと貝の味が感じられます
しじみには、お酒呑みにはありがたい機能成分が含まれ
本当は、もっと大量に佃煮を作りたいけど…
市販のむき身って、ほぼ中国産で
面倒でも自分で殻からむくしかないかなって思います
しじみといえば…
わたしには、忘れ得ぬ思い出があります
まだ祖母が生きていた頃のこと
祖母、母とわたしたち姉妹、女だらけ３代で
自宅からそんなに遠くない河原へしじみ拾いに
お嬢さま育ちの祖母は、早々に日照りでリタイア
妹らは、ほぼ水浴び状態
懸命に勤しんでいたのは、母とわたしだけという
母は、おそらく食費節約のため
わたしは、ただただ食い気に突き動かされて獲りまくるという
いまだに語り草になっています
自分で獲ったしじみは、格別に美味しかったのです
枝豆、炒り銀杏、筑前煮
昆布削りをトッピングして
いわしつみれ汁、柿ちゃん
昨日は、台風が近づく前に
主人と選挙へ行ってきました
夜いきなり雷鳴あったりして
ひとりの時間じゃなくて良かったです
