今回のブログでは、身寄りのない人が医療機関を受診するときの課題について取り上げていますが、医療についてはちょっと質問が長くなりますので、分けてご紹介します。

 

一般質問は実際には、私がばーっと25分質問して、行政の人がばーっと20分くらい答弁するので、一問一答ではありません。

だいたい「○○についてお答えします」というので、この質問の答弁はこれだろうなと推測できるのですが、特にこの箇所については本当にこれかどうかがよく分からない💦本会議場で聞いているときは、あれ、答弁漏れしてるんじゃないかなと思ってました。でも文字にして見比べていくと、多分これだと思うんで、とりあえず載せます。質問に対しての答弁が短すぎて…。

結局詳細は把握してないから大まかに答えたということなのかしらね?

 

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(かとうぎ桜子)

身寄りのない人に対する医療について伺います。

まず身寄りのない人の医療行為への同意についてお聞きします。

 

先に述べたように厚生労働省は、身元保証人がいないことのみを理由に医療機関への入院や介護保険施設への入所を拒むことがないよう通知を出していますが、2022年の総務省「高齢者の身元保証に関する調査」の報告によれば、入院・入所時に身元保証を求められる割合は、約9割とのことです。

 

 

身元保証を求める理由は、入院費等の支払いや治療の判断、次の受け入れ先を探すこと、亡くなった場合の対応に不安を感じることなどが挙げられています。

報告書の中では、地域包括支援センターやケアマネなどとのチームで支援をすることで解決している事例を紹介していますが、多くの病院や入所施設で身元保証を求めている実態は簡単に解決できないようにも思えます。

身寄りのない人の入院・入所の受け入れの実態、身元保証を求めている割合、現場での課題など、区内の医療機関・入所施設の実情と課題はどのように把握されているか、伺います。

 

高齢者の身元保証に関する調査」の中では、身寄りのない人を受け入れる病院や施設などが市町村に求める役割として、亡くなった後に対応するだけではなくお元気なときから対応してほしい、一元的に相談できる窓口を明確にしてほしい、といった意見も挙がっていますが、練馬区ではどのような対応をしているかをお聞きします。

 

(福祉部長)

多くの医療機関や介護保険施設では、本人の望む医療や介護が受けられるよう、本人の意思決定を支援する人が必要となることなどから、身元保証を求めています。

身寄りのない方が入所するため、成年後見制度や身元保証事業者を利用できるようにすることが課題となっており、地域包括支援センターでは、医療機関や介護保険施設などからの相談を受け、権利擁護センターや福祉事務所につないでいます。