報告に時間がかかってしまってすみません。
補正予算の質疑の中では、農業の化学肥料の物価高騰への補助のことを質問しました。
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化学肥料を使用している農業者はどのくらいいるのか?今回の予算額の積算方法は?
(かとうぎ桜子)
肥料コスト低減対策事業経費について伺います。
これは、原油価格の高騰の影響を受ける化学肥料の価額価格高騰分をJAと共同で支援すると伺いました。
現在、化学肥料を使用している農業者はどのぐらいいらっしゃるのか。
また、予算額200万円ですが、この額はどのように積算しているのか。考え方をお聞きします。
対象は300名程度。前年度同時期に比べて高騰している分の支援をする。
(都市農業課長)
今回の価格高騰により、肥料を非常に高い値段で買わなければいけない農業者がいらっしゃるということで、緊急的に支援するものです。対象は、JAからは300名程度でいらっしゃると伺っています。
また、今回対象にしていますのは、今年度、秋冬に使う肥料の価格高騰分で、前年度同時期に比べて価格が高騰している分の支援をするという考え方です。
有機肥料への転換の支援も必要では?
(かとうぎ桜子)
今回の区の支援は、化学肥料の高騰分への支援です。
こうした機会に、有機肥料への転換の支援をして行くことも必要ではないかと考えます。
有機への転換について、 JAや農家から何かご意見を聞いているか。また、区として、転換の支援をどのように考えているか。お聞きします。
これまでも支援はしてきたが、今回の価格高騰を受けて農業者の声もある。
(都市農業課長)
区は、これまでも有機肥料の購入に関して、経費の支援、また、東京都のエコ農産物認証制度の取得推進により、環境保全型の農業を支援してきました。
今回の価格高騰を受けまして、農業者の中には、今後の対応として、有機肥料の活用も含めて検討する必要があるかもしれないというお声も伺っています。
今後、国や東京都などの支援の内容を踏まえまして、引き続き、農業者の取り組みを支援してまいりたいと考えてございます。
農林水産省が化学肥料低減のとりくみを行った農業者に物価上昇分の一部支援をする事業を始めたとのこと。状況は?
(かとうぎ桜子)
農林水産省が、今年6月から来年5月までに購入した肥料を対象に、化学肥料低減の取り組みを行った場合に、肥料コストの上昇分をの一部を支援する事業を始めたということです。
この事業については、現在どのように進捗しているのか。また、現場への周知の状況をお聞きします。
化学肥料2割低減のとりくみを行った場合にコスト上昇分の7割を支援。(質問した10月初旬の段階では)まだ具体的なことは説明されていない。
(都市農業課長)
国は、農業経営の影響を緩和するために新たに肥料価格高騰対策事業を実施します。
化学肥料の2割低減の取り組みを行うことを条件としまして、化学肥料コスト上昇分の7割を支援することとし、来年の春の分の肥料も含めて対象とするとしております。
申請手続きは今年から開始すると案内されておりますけれども、具体的な内容につきましては、いまだ、農業者には説明されていない状況になっております。
引き続き、国の動きを注視しまして、農業者の丁寧に周知してまいりたいと考えています。
住宅地で農地が共存する練馬区では、近隣の理解を得ることも重要。有機農業への理解促進のとりくみを。
(かとうぎ桜子)
区としても、ぜひ情報を把握しながら、農業者の支援につなげていただけたらと思います。
練馬区の農業の中で、有機肥料に転換することについては、近隣の住民の理解を得ることも重要だと思います。住民への啓発、理解促進の取り組みも進める必要があると考えます。 区の見解を伺います。
化学肥料の高騰から、有機肥料の活用を検討する農業者が増えることが見込まれる。JAと連携して環境に配慮した都市農業のあり方を発信したい。
(都市農業課長)
今般の肥料の価格高騰の影響を回避するために有機肥料の活用を検討する農業者が増えることが見込まれます。
区といたしましても、JA東京あおばと連携しまして、環境に配慮した都市農業のあり方についても発信してまいりたいと考えています。
(かとうぎ桜子)
物価の高騰の影響が化学肥料に出て供給が不安定ということもある。いつまで継続するかという問題もあると思います。
それに加えて、環境や食の安全という点からも積極的に有機農業への転換の支援を進めていただきたいと思います。農林水産省の事業の進捗を見ながら、区としての支援策もぜひ充実させていただけたらと思います。