一般質問の報告の途中ですが、先に、11月19日に企画した勉強会のご案内をしたいと思います。早めにお知らせできたらと…。

 

「あなたはどこで死にたいですか」勉強会のご案内

2022年11月19日(土)午後2時~4時 勤労福祉会館 2階会議室大

講師:小島美里さん(NPO法人 暮らしネット・えん 代表)

参加費500円

お申し込みはこちらから

 

この春から夏にかけて、「高齢期の住まいについて」皆さんにアンケートのご協力をいただきました。複雑な介護保険制度の下、高齢期になった時、介護が必要になった時、どこでどのような暮らしができるのだろうか…多くの方が漠然とした不安をお感じになっていることが分かりました。

そこで、この夏「あなたはどこで死にたいですか」というご著書を出された小島美里さんをお呼びして、現在の介護保険制度の現状と、その中で私たちはどのような暮らしを選んでいけばいいか、お話を伺う勉強会を企画しました。ぜひご参加ください。

 

暮らしネット・えんとは

新座市にて、ケアマネジャー事業所、ホームヘルパー派遣、デイサービス、認知症対応型グループホーム、小規模多機能型事業所、食事配達サービス、グループリビングを行っているNPOです。

(ホームページより)「暮らしネット・えん」は高齢者・障がい者の支援事業、調査活動、学習会、文化活動などを通 じて高齢になっても障がいがあっても、おとなも子どもも共に生きる地域社会を創ることを目的として結成されたNPO法人です。<住みなれた地域で暮らしつづけたい>というあたりまえの願いを叶えるためには、顔が見える、手を繋げる地域の人々が力を合わせることが一番の近道、わたしたちはそう考えて活動しています。

 

「あなたはどこで死にたいですか」岩波書店

暮らしネット・えんの活動をもとに執筆された書籍です。介護現場から見た超高齢社会の現状と、必要なサービス、リアルな介護費用、そして介護保険制度の限界と福祉の今後について書きました。

 

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アンケート結果の概要

アンケート実施時期:2022年4月~9月。かとうぎ桜子の区政レポートでのQRコードによるご案内、区政報告会時のご回答、東大泉1~4丁目と大泉学園町1、2丁目の一部にアンケートはがきのポスティングによりアンケートご協力依頼をしました。それに対し、回答247件。

 

アンケートにご回答いただいた方の約6割が女性で、男性が約4割弱、回答なしの方が1.2%いらっしゃいました。

 

年代は70代以上の方が約4割。それ以外の年代の方もご回答くださっています。

 

高齢期はどこで暮らしたいか、に対して、持ち家と賃貸あわせて8割近い方が自宅で暮らすことを希望。

 

誰と暮らしたいかは、1人が25.9%、配偶者とが56.3%、こどもとが16.6%。

 

施設の種類で知っているのが一番多いのが、有料老人ホームと特別養護老人ホーム。

一番知られていないのは都市型軽費老人ホーム。

養護老人ホームはそこそこ知っている人が多い結果になっていますが、たぶん特別養護老人ホームのことだと思って〇を付けた方が結構いらっしゃるのではないかという気がしています。

 

自由記述で「高齢期の住まいやケアで知りたいこと、気になっていること」を書いていただいた部分は、こちらに載せました。

大きく分けて、

1.介護人材が質量とも不足しているのではないかという不安

2.1人になったら、介護が必要になったらどうなるのだろうか

3.施設やサービスが色々あるけどよく分からない

4.施設に対する不安、懸念

5.住環境についての心配

6.お金の心配

7.買い物や移動時の心配

8.住まい確保の心配

9.地域社会に対する心配

10.活動の場の選択肢がほしい

11.家族との関係で気になること

12.介護保険や医療制度、福祉制度への心配

13.その他さまざまな不安

 

です。

この結果をふまえ、11月は小島さんのお話を聞き、学ぶ機会にしたいと思います。ぜひご参加ください。