今回の補正予算では、人工芝の張替えに多額の予算がつけられていたため、できるだけ長持ちさせること、環境の影響を踏まえた選択をすることを求めました。

予算・決算の質疑は会派の大きい順に質問をします。複数の日にわたる場合は順番はローテーションするのですが。

5人会派になったので1人会派の時よりは順番が早くなりましたが…質問にあたっては前もって自分の中で質問を作っていますが、自分より前の会派の質疑の内容を聞きながらそれを踏まえた内容に書き換えつつ自分の順番を待っています。

なので、この人工芝の質疑も、前の会派での質疑をふまえて、あらかじめ担当課長にヒアリングしたときとは質問のしかたをちょっと変えてました。そしたら、あらかじめヒアリングしたときのまんまに答弁してくれたので、質問に対する応答がかみ合ってません(苦笑)例えば、今回の製品と前回の製品は同じものなのか?という問いに対する回答がなくて、突然性能が上がった話をしている。
 

せっかくの一問一答で、あらかじめ作った台本の朗読会をするわけではないので、質問をよく聞いて答弁をしてほしいなと思いました。

 

(かとうぎ桜子)6年で人工芝の全面張替えということだが、今回のものは前回と同じ製品なのか?また、土や天然芝も含め、どのように検討したか。

地域体育館等維持運営費について伺います。
大泉さくら運動公園の人工芝を全面張替えするということです。
ここは2016年に最初に人工芝を張って、本来の耐用年数よりも短い、6年での張替えになるという話が他会派の質疑でも出ておりました。
また、今後については、性能が向上していることとか、メンテナンスで長持ちするようするという話がありました。
まず、お聞きしたいのは、今回の張替えは、前回と同じ製品なのかというのが1点。
それから、経費や使いやすさ環境の面というところで、例えば土とか天然芝も含めて、この場所を比較検討したのか、どう検討されたか伺います。


(スポーツ振興課長)6年前より性能は上がっている。土は天候の影響を受けやすく、天然芝は養生期間が長い。けがの防止などの面からも人工芝が有効と考えた。

今回、更新、改修で入れる人工芝ですが、日本サッカー連盟の人工芝基準を満たした人工芝になります。
6年たっておりますので、製品の性能も当時のものより上がっております。
人工芝の厚みでいけば1.5倍に、また、パイルの引き抜きにくさは1.3倍、摩耗性については3倍以上となっております。
性能が向上していることから、同じ使用頻度だとしても耐用年数は長くなるものと考えております。
また、土とか天然芝との比較です。土のグラウンドと比較して、人工芝は雨や雪などの天候の影響を受けにくいということ、また、プレー中のけがにも有効であると言われております。
天然芝の場合は、定期的な手入れのほか、長期の養生期間も必要であり、利用できない期間が発生してしまうといったところがございます。
人工芝化によりまして利用者数も大きく増えており、区民の皆様の御要望に応えた有力な整備方法だったと考えております。
 

(かとうぎ桜子)人工芝はマイクロプラスチックの要因ともなることについてどうとらえているか。

それから、課題として、環境省は人工芝がマイクロプラスチックの原因になると指摘しています。芝の摩耗によって、排水溝から川を通して海に流れ込むということです。
調査によると、海のマイクロプラスチックの約14%が人工芝由来と報告されています。
対策を考えている企業もあるということです。
そのことについて、区としてどのように捉えているか。マイクロプラスチックを発生させない方法を考えていくべきではないかと思いますけれども、区の見解をお聞きします。


(スポーツ振興課長)性能は向上している。今後も、より環境に配慮したものがあれば当然検討する。

先ほど申しましたように、今度入れる新しい人工芝は摩耗性も3倍向上しております。
そういった点もございますが、今回の整備に当たりましては、砂やチップの再利用をするリユースシステムですとか、環境に配慮したものになっております。
今後、整備する際に、より環境に配慮した製品があれば、当然、そういったものは検討してまいります。
 

(かとうぎ桜子)
ぜひ、今後も継続して、環境への影響も含めて見ていただけたらと思います。