障害のある人の住まいとして選択肢としてあがるのがグループホーム。まず、グループホーム以外にも、アパートなど多様な選択肢が必要だと思いますが、まだそこは十分でないと思います。

あわせてグループホームに関しても質の向上と情報公開が必要だと思います。

 

私自身、住まいの支援をしていて、障害のある人が暮らすグループホームが実際のところどんなところなのか(どんな人が運営していて、どんな支援があるのか)見えづらく、不安に感じることがあります。社会保障審議会の資料を見ていても、グループホームの透明性の確保について3年後の改正ではなにかしらしくみの変更があるのではないかとも感じるところ。

障害のある人の暮らす場が施設から地域へ、といわれますが、グループホームでの生活が地域に開かれていなければ、小さな施設に入っているのと変わりがなくなってしまいます。障害のある人の生活を支える支援者が、障害のある人の生活を地域に開いていくためのしくみが必要だと思っています。

回答の中で、協議会の設置の助言をしているということですが、あとで個別に聞いたところ、その結果実際に協議会を設置しているかどうかは確認していないとのことでした。

 

実は私自身、今、練馬区外ですがグループホーム・ショートステイ事業を立ち上げようと準備していて、その中でどう地域に開いていけるかと考えながら進めています。自分自身も試行錯誤しながら実施しつつ、今後また議会でも提案もしていけたら良いなと思っているところです。

 

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(かとうぎ桜子)

障害のある人のグループホームについて、社会保障審議会の中では、ノウハウを持たない法人によるグループホームの開設が増加して質の低下が懸念されています。

そして、認知症対応型共同生活介護のしくみにある運営推進会議のような形で地域に開いていくことや外部評価などのしくみが障害者のグループホームでも必要ではないか、ということが課題として議論されています。

 

①区内の障害のある人のグループホームの数は?

そこでまず、現在の練馬区の障害者向けのグループホームの数をお聞きします。

 

②グループホームを地域に開くための工夫は?

また、グループホームに暮らす障害のある人が地域生活を送るうえでの支援という意味で、グループホームを地域に開く工夫については区としてどのように考えているかをお聞きします。

 

【回答】協議会の設置等について助言をする。

(福祉部長)

現在、区内のグループホームは37か所です。

国は地域連携の観点から、事業所が利用者や家族、地域住民等から構成される協議会を設置し、構成員からの要望や助言等を聞く機会を設けることが望ましいとしています。区は開設相談や実地調査等の機会をとらえ、協議会の設置等について、引き続き事業者に助言してまいります。