次に、精神障害者の地域包括ケアについて質問しました。

これもまた、決算の質疑でもう少し詳しい内容をやりとりしたので、続報もお待ちいただけたらと思いますが、地域包括ケアの実現ということはだれしもが望むところだと思うのだけど、具体的にはどう実現できるのか…地域で暮らす高齢の人や障害のある人がしっかりと権利擁護されて自分の希望に合った生活をできるように支援していくということは、実はそんなに容易には実現できていないのが現状であると感じています。一般質問ではまずは簡単に、その考え方を確認しました。

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(かとうぎ桜子)

精神障害者の地域包括ケアについて伺います。

精神障害のある人の地域移行や居住支援などの体制をとり地域で支える地域包括ケアが謳われています。精神障害者の地域包括ケアの要となる専門職は保健師です。現在コロナ対策のために保健師は過重労働になっています。今後の感染症対策に備えるためということはもちろん、地域包括ケアを進めるためにも区として保健師の体制の充実が必要だと考えます。

 

①練馬区として精神障害者の地域包括ケアについての見解は?

まず、精神障害者の地域包括ケアについて区の考えをお聞きします。

 

②地域包括ケアへの対応も含めた保健師の体制について区の見解は?

また、地域包括ケアへの対応も含めた今後の保健師の体制整備についての区の見解をお聞きします。

 

【回答】計画に位置付け、連携をしながら進めていく。そのために保健師と地域精神保健相談員を増員している。

(健康部長)

私から精神障害者の地域包括ケアについてお答えします。

精神障害者が地域で安心して自分らしい生活を送るためには、医療機関や障害福祉サービス事業所といった地域の支援者と連携して地域包括ケアシステムの構築を進めていくことが必要です。すでに練馬区障害者計画に位置付け、取り組んでいます。

これまで、平成30年度から3年間で保健師を6人増員したほか、地域精神保健相談員を新たに8人配置するなど、相談支援体制を整備しています。