9月10日から練馬区議会第3回定例会が始まりました。15日に一般質問をしましたので、その内容のご報告を書いていきます。

 

まず、新型コロナウイルスのワクチン接種についてを数回に分けて書きます。

今回は、優先接種について。

福祉従事者の優先接種については、説明を書いて周知したというけど、私は当時の案内をしげしげ見てたけどやっぱり分かりづらかったと思います。厚生労働省からは地域生活支援事業も含め幅広い範囲が優先接種の対象になるといわれていると、厚労省のリンクを貼るような形の案内でしたが、聞くところによると他自治体ではそこまで幅広く認められなくて優先接種対象にならなかったという福祉従事者の話も聞いたので、これがほんとに練馬区ですべて対象になるのかということが分かりづらかった。

 

区内在住で区内の事業所で働いている人だと、事業所に対しての案内も行ったと思うので、自分は対象だと分かりやすかったかもしれない。福祉の仕事をしている人は職住が近い人も多いかもしれませんが、でもそうじゃない人への発信ということがあまり意識されていなかったように感じました。

というのは、私も区外のヘルパー事業所に所属してヘルパーの仕事をしているので、自分自身が優先接種の申し込みをしながら、「あれ?ほんとに私、優先接種の対象なんだろうか…」と不安になったので。

 

それから、優先接種の対象となる基礎疾患を持つ人は、区では把握できないのでこれもまた自己申告制でした。自分が優先接種の対象になると知らず、後のワクチン不足で不安を感じた基礎疾患を持つ方も多かったのではないでしょうか。

より分かりやすい周知が必要と思います。

 

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(かとうぎ桜子)

練馬区では5月中旬に75歳以上への接種券送付、6月22日には60歳以上と優先接種対象者の送付をし、その後も順次全年齢への送付をして接種を進めています。

「個別接種と集団接種のベストミックスをめざす」という練馬モデルは、かかりつけ医のあることが多い高齢の人にとってはいつも行く病院・診療所で接種が進められたメリットがあると思いますが、かかりつけ医がなかったり、かかりつけ医で接種できなかった人にとって、ワクチン供給不足も相まって、なかなか予約が取れない事態も生じました。ワクチンの安定供給については国に求めつつ、予約体制や接種に至るまでの支援については区として今後に向けての改善を進める必要があります。

まず、優先接種の状況について伺います。

 

①自己申告だった優先接種の申し込み状況は?

優先接種は、基礎疾患や障害がある人、また福祉事業所の従事者等が対象になりました。特に基礎疾患、福祉事業所勤務の場合は自己申告による申し込みが必要でしたが、まず優先接種の申し込みは何件あったのか、障害、基礎疾患、福祉従事者といった種別ごとのをお聞きします。

 

②優先接種対象者の接種状況は?

また、優先接種対象者の実際の接種の進捗についても、種別ごとの状況をお聞かせください。

 

③福祉従事者に対して分かりやすい情報発信を

福祉従事者の場合、どこまでの事業に携わる人が優先接種の対象になるのかが分かりづらかった面があります。以前の議会で、練馬区では入所施設のみならず在宅サービスや地域生活支援事業も含めて対象になるという答弁がありました。今後、再び優先接種を進める必要がある時期が来た場合には、より分かりやすい周知をしていただきたいと考えます。区の見解をお聞きします。

 

【回答】優先接種の申し込み状況は約3万7千件、接種割合は把握していない。周知は具体的に例示しながら行った。

(保健所長)

6月1日から20日まで申請を受け付け、6月22日に優先して接種券を発送しました。約3万7千件の申請があり、基礎疾患を有する方・障害のある方が2万5千件、福祉施設の従事者が3千700件、区独自のとりくみとして実施した保育所・幼稚園・小中学校などの教職員が8千件ほどとなっています。対象者ごとの接種割合については、把握してございません。

また、高齢者施設等の従事者の対象者の範囲については、区報のほか区ホームページで具体的な施設を例示し、周知しました。